このような方にオススメ
- 防犯性の高い窓への交換を検討している人
- 防犯ガラスの性能を詳しく知りたい人
- 防犯ガラスの選び方を調べている人
防犯ガラスは割れないガラスと勘違いされがちですが、実は衝撃を与えれば割れてしまいます。
本来の役割は割れないことよりも、割れてから簡単に貫通させないことに強みを持つガラスです。
これにより、侵入に時間をかけさせることで、窓の防犯性を高められます。
本記事では、防犯ガラスが割れる理由や種類、選び方、費用の目安などを詳しく解説します。
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目次
防犯ガラスが割れる理由とは?

防犯ガラスは「合わせガラス」の一種で、2枚の板ガラスの間に合成樹脂の中間膜を挟み、熱と圧力で圧着して作られています。
表面のガラスにひびが入ったり割れたりしても、強靭な中間膜によって破片が飛び散りにくく、簡単には貫通しないのが特徴です。
これにより、ガラスを割って室内へ侵入しようとしても、手を入れられるほどの穴を開けるまでに時間がかかるため、防犯対策として効果を発揮します。
ただし、絶対に割れないガラスではない点には注意が必要です。
まずは、防犯ガラスが割れる理由について確認していきましょう。
防犯ガラスが割れる主な理由
- 防犯ガラスの表面は普通のガラスと同じだから
- 衝撃に強いわけではなく、割れても破られない作りだから
防犯ガラスの表面は普通のガラスと同じだから
「防犯ガラス」という名称から、一般的な窓ガラスよりも強度が高く、割れにくいガラスをイメージするかもしれません。
しかし、防犯ガラスの表面には一般的な窓と同じ透明なガラスが使われているため、ハンマーなどで強い衝撃を加えれば、ひびが入ったり割れたりします。
衝撃に強いわけではなく、割れても破られない作りだから

防犯ガラスの大きな特徴は「割れない」ことではなく、「貫通しにくい」ことにあります。
防犯ガラスの防犯性能を支えているのが、2枚のガラスの間に挟まれた中間膜です。
表面のガラスが割れても中間膜が破片をしっかりと保持して飛び散りにくく、叩かれても簡単には穴が開きません。
たとえガラスが割れても中間膜が貫通を防ぐので侵入に時間がかかり、結果として犯行を諦めさせる効果が期待できます。
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防犯ガラスの3つの種類と特徴
防犯ガラスを含む合わせガラスは、中間膜の厚さや性能によって「一般合わせガラス」「防犯ガラス」「防災防犯ガラス」の3つに分けられます。
板硝子協会では、中間膜が30mil(ミル)未満のものを一般グレード、30mil以上を防犯グレード、60mil以上を防災防犯グレードとしています。
「mil」とは中間膜の厚さを示す単位で、1milは約0.025mmです。
それぞれ性能や適した用途が異なるため、目的に合ったものを選びましょう。
一般合わせガラス:防犯性は低い

一般合わせガラス
一般合わせガラスは、中間膜の厚さが30mil未満の合わせガラスです。
2枚のガラスの間に中間膜が挟まれているため、割れても破片が飛び散りにくく、ケガのリスクを抑えられるほか、紫外線をカットする効果もあります。
一方、防犯性能を重視したガラスではない点に注意が必要です。
空き巣などの侵入対策を目的とするなら、中間膜を厚くした防犯ガラスや防災防犯ガラスを選びましょう。
防犯ガラス:一般的な防犯対策に最適

防犯ガラス
防犯ガラスは、中間膜の厚さが30mil以上ある合わせガラスです。
一般合わせガラスが持つ安全性に加えて防犯性能を高めたタイプで、ガラスを割る(ガラス破り)、こじ開けるといった侵入手口に対して高い抵抗力を発揮します。
高い防犯性能を備えた建物部品の証である「CP製品」にも認定されている点も大きな特徴です。
CP製品とは、警察庁や国土交通省などの官民合同会議が「侵入までに5分以上耐えられる」と認めた製品のことをいいます。
窓からの侵入を防ぎたい、防犯性能を備えたガラスに交換したいときは、防犯ガラスがおすすめです。
防災防犯ガラス:台風・災害+防犯の最強対策

防災防犯ガラス
防災防犯ガラスは、中間膜の厚さが60mil以上ある合わせガラスです。
防犯ガラスの性能に加え、台風などで飛んできた瓦や枝などがぶつかった際にも高い耐貫通性能を発揮します。
ガラスの飛散も抑えやすく、防犯だけでなく災害時の安全性を高めたいケースに適しています。
なお、優良な住宅部品であることを示す「BL-bs部品(防災・防犯安全合わせガラス)」マークを取得していることも特徴です。
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防犯効果がない?防犯ガラスと誤解されやすい3つのガラス
網入りガラスや複層ガラス、強化ガラスなど、一見「防犯性能が高そう」と誤解されがちなガラスがあります。
これらは防火性や断熱性、強度などに優れているものの、防犯ガラスとは目的や構造が異なります。
それぞれの特徴を確認しておきましょう。
網入りガラス:防火用で防犯性能はない

網入りガラスは、内部に金属製のワイヤーを封入したガラスのことをいいます。
ワイヤーが入っているため、割れにくく防犯性も高そうに見えますが、主な目的は防火です。
火災時にガラスが割れても破片の落下を防ぎ、延焼を抑える役割があります。
一方、ガラス自体の強度は一般的な透明ガラスと同程度で、工具などで叩けば割れるため、防犯対策としての効果は期待できません。
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複層ガラス(ペアガラス):断熱・結露防止用

複層ガラス(ペアガラス)は、2枚のガラスの間に空気層やガス層を設けたガラスです。
空気層が熱の移動を抑えることで断熱性が高まり、室内側のガラス表面に結露が発生しにくくなります。
ただし、一般的な複層ガラスを構成するガラスは、防犯性能を高めることを目的として作られたものではありません。
2枚のガラスも一体化していないため、強い衝撃を加えれば簡単に割れてしまいます。
なお、防犯性と断熱性を両立させたいケースでは、片側に防犯ガラスを使用した「防犯複層ガラス」を選ぶのがおすすめです。
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強化ガラス:衝撃には強いが防犯目的ではない

強化ガラスは、特殊な熱処理を施して強度を高めたガラスのことを指します。
一般的な透明ガラスと比べて3〜5倍程度の強度を持ち、衝撃に強いことが特徴です。
しかし、ガラス面全体に加わる力には強いものの、工具などによる一点への衝撃には弱く、割れることもあります。
さらに、強化ガラスは破損すると全体が細かな粒状に砕けるため、防犯目的で選ぶのは避けましょう。
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防犯ガラスで防げる!泥棒の代表的な3つの侵入手口
警察庁によると、一戸建て住宅や3階建て以下の共同住宅では、ガラス破りが代表的な侵入手段のひとつとなっています。
ガラス破りとは、窓ガラスを破壊してできた穴から手を入れ、鍵を開けて室内へ侵入する手口です。
一般的な窓ガラスは短時間で破壊されるおそれがありますが、防犯ガラスなら中間膜によって穴を開けにくくなり、侵入に時間をかけさせることができます。
代表的なガラス破りの手口は、「打ち破り」「こじ破り」「焼き破り」の3つです。
それぞれ確認していきましょう。
参考
警察庁:住まいる防犯110番
打ち破り:ハンマーやバールで豪快に叩き割る

打ち破りとは、石やレンガを投げつけたり、ハンマーやバールなどの工具で強く叩いたりして、窓ガラスを一気に破壊する手口のことをいいます。
短時間でガラスを破壊できる一方、大きな音が出やすく、周囲に気付かれやすい点が特徴です。
こじ破り:ドライバーで鍵の周りを静かに割る
こじ破りとは、マイナスドライバーなどの工具を使い、鍵の周辺に小さな穴を開けて解錠する手口です。
打ち破りのようにガラスを大きく叩き割らないため、大きな音が出にくく、周囲に気付かれにくいため、住宅への侵入の手口として多く使われています。
焼き破り:熱で音を立てずに割る

焼き破りとは、鍵の近くのガラスを局所的に加熱し、温度変化を利用して破壊する手口のことをいいます。
こじ破りと同様に大きな音が出にくいため、周囲に気付かれにくいのが特徴です。
防犯ガラスなら、ガラスが割れても中間膜が残るため、どの手口に対しても侵入までの時間を延ばす効果があります。
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後悔しない!防犯ガラスを選ぶときのポイント3つ
防犯ガラスは、製品によって中間膜の厚さや性能が異なります。
また、防犯性だけでなく断熱性などの機能を備えた製品もあるため、目的に合わせて選ぶことが大切です。
ここでは、防犯ガラスを選ぶ際に確認したい3つのポイントを紹介します。
CPマークが付いた製品を選ぶ

CPマーク/引用元:警察庁「住まいる防犯110番」
どの防犯ガラスを選べばよいか迷ったときは、「CPマーク」の有無を確認しましょう。
CPマークとは、警察庁や国土交通省、経済産業省、民間団体で構成される官民合同の会議によって、高い防犯性能が認められた建物部品にのみ表示が許されるマークです。
侵入までに5分以上の時間を要するなど、厳しい基準をクリアした製品のみが「防犯性能の高い建物部品」としてCPマークを表示できます。
中間膜の厚さや防犯レベルを確認する

繰り返しになりますが、防犯ガラスは、2枚のガラスの間に挟まれた中間膜によって、割れたあとも簡単に貫通しにくい構造になっています。
中間膜が厚くなるほど耐貫通性が高まり、さらに厚手(60mil以上)の防災防犯グレードを選べば、防犯性能に加えて、台風などによる飛来物への対策(防災効果)も可能です。
製品を選ぶ際は「防犯ガラス」という名称だけで判断せず、中間膜の厚さや認定されている性能まで確認してください。
断熱性も求めるなら防犯合わせ複層ガラスを選ぶ
防犯性と断熱性をどちらも高めたいなら、防犯合わせ複層ガラスを検討しましょう。
防犯効果のある「合わせガラス」と熱を遮る「空気層」を組み合わせた構造で、空き巣によるガラス破りを防ぎながら、寒さや結露も抑えられます。
とくに、冬の寒さや窓辺の冷えが気になる住宅では、防犯性だけでなく断熱性も踏まえて製品を選ぶとよいでしょう。
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防犯ガラスへの交換費用の目安

防犯ガラスへの交換費用は、ガラス本体の価格に加えて、施工費やガラス処分費、出張費などがかかります。
それぞれの費用について詳しく見ていきましょう。
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ガラス本体の価格:20,000円〜
防犯ガラス本体の価格は、90cm×90cmサイズで20,000~40,000円程度が目安です。
価格はガラスのサイズや厚さ、中間膜の厚さなどによって変わります。
防犯性能の高い製品ほど価格も高くなるため、必要な性能と予算のバランスを考えて選びましょう。
施工費:20,000円〜
防犯ガラスの施工費は、20,000円〜が目安です。
ガラスのサイズや窓の設置状況によって費用は変わります。
また、窓に面格子やシャッターなどが付いていると、取り外しや取り付けの作業が必要となり、3,000円〜15,000円程度が追加されることもあります。
ガラス処分費:2,000円前後

交換時に取り外した古いガラスの処分費として、2,000円前後がかかります。
処分費が施工費に含まれているケースもあるため、見積もりの際に内訳を確認しておきましょう。
出張費:3,000円〜
ガラス業者によっては、3,000円〜の出張費がかかります。
夜間や早朝、休日に依頼すると、割増料金が加算されることもあるため注意しましょう。
なお、「ガラスお助け本舗」では出張費無料で対応しております(ただし、お見積もり前のお客さま都合によるキャンセルは、キャンセル料が発生するケースがあります)。
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合わせて取り入れたい!窓周辺の防犯対策7つ
窓の防犯性を高めるには、防犯ガラスへの交換に加えて、複数の対策を組み合わせると効果的です。
具体的には、ガラス破りへの対策として補助錠や防犯フィルム、面格子、シャッターなどの活用が挙げられます。
取り入れやすいものから、住まいに合った対策を検討してみましょう。
1. 防犯フィルム

防犯フィルムは、窓ガラスに貼り付けて貫通しにくくするフィルムです。
ガラスが割れても穴が開きにくくなるため、簡単には侵入できません。
ただし、網入りガラスなど、ガラスの種類によっては熱割れのリスクが高まるため、施工前に適合する製品か確認しましょう。
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2. 補助錠

補助錠とは、もともと付いている鍵とは別に追加する鍵のことです。
鍵が複数になることで、侵入者が解錠するまでの時間を長引かせられるほか、防犯意識の高い家であるとアピールでき、犯行自体を諦めさせる心理的効果も得られます。
工具を使わず取り付けられる製品もあり、手軽に防犯対策をしたいときにおすすめです。
3. 防犯アラーム

防犯アラームは、窓が開いたりガラスに衝撃が加わったりした際に、大きな警報音を鳴らす防犯アイテムです。
周囲に異常を知らせると同時に、侵入者を威嚇する効果も期待できます。
4. 面格子(シャッター)

面格子やシャッターを設置すると、侵入者が窓ガラスに接触するのを防げます。
ガラスを破る前に面格子やシャッターを突破する必要があるため、侵入までの時間を延ばすことが可能です。
5. 防犯カメラ

窓や玄関まわりに防犯カメラを設置すると、侵入者をけん制できます。
「見られている」「撮影されている」と感じ、犯行自体を思いとどまらせる効果が期待できるでしょう。
万が一被害に遭った際には、記録した映像を確認できる点もメリットです。
6. センサーライト

センサーライトは、人の動きを検知して自動で点灯する照明のことです。
夜間に住宅へ近づいた侵入者を照らすことで、人目を避けたい侵入者へのけん制につながります。
7. ホームセキュリティ
ホームセキュリティは、窓やドアに設置したセンサーで不審者の侵入を24時間監視するサービスです。
異常を検知した際に即座に警報が鳴り、警備員が駆けつけます。
初期費用や月額料金はかかりますが、住まい全体の防犯性を高めたい場合に適した対策です。
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窓の防犯性が気になるなら防犯ガラスへの交換を検討しよう
防犯ガラスは、絶対に割れないガラスではありません。
しかし、割れても中間膜によって簡単には貫通しにくく、侵入に時間をかけさせることで防犯性を高められます。
防犯ガラスを選ぶ際は、CPマークの有無や中間膜の厚さ、防犯性能を確認しましょう。
また、補助錠や面格子、窓シャッター、防犯カメラなどを組み合わせれば、より侵入しにくい環境を整えられます。
「ガラスお助け本舗」では全国の優良ガラス業者と提携しており、防犯ガラスへの交換にも対応しております。
現在の窓に取り付けられるガラスの種類や費用についてもご案内できますので、まずはお気軽にご相談ください。
※1 エリアまたはご予約状況、時間帯によって到着時間が異なります
※2 対応地域・対応する加盟店により異なります
