窓のパッキンを交換するDIYの手順と費用、業者の費用相場を解説!

「窓のパッキンをDIYで交換したいので、具体的な方法を知りたい」「ゴムパッキンの交換を業者に依頼すると、費用はどれぐらい?」と考えていませんか?

このページでは、窓のゴムパッキンをDIYで交換する方法とその費用、業者に依頼した場合の費用相場をご案内しています。

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窓のパッキンを交換する前に知っておきたい3つのこと

窓のゴムパッキンを交換する方のために、①パッキンの役割、②劣化する原因、③パッキンの種類についてご案内します。

DIYするにしても業者に依頼するにしても役立つ知識ですので、ご覧になってみてください。

窓枠のパッキン「2つの役割」

窓のふちのゴムパッキンには、大きく次の2つの役割があります。

窓枠のパッキンの2つの役割
①部屋の気密性を高める
②ガラスへの衝撃を緩和する

気密性が高い状態とは、気体が行き来できる「すき間」が無い状態のことです。

ゴムパッキンが劣化して部屋の気密性が低くなると、すき間風が入ったり、夏は暑く、冬は寒くなったりと、天候の変化を受けやすくなります。

それから、パッキンが無くなると、窓のサッシとガラスの間にクッションが無くなります。

ですので、窓ガラスにヒビが入ったり、欠けたり、場合によってはガラスが落下したりするリスクがあります。

劣化はどんどん進みますので、放っておかず早めに交換されることをおすすめします。

ゴムパッキンが劣化する4つの原因

パッキンが劣化する4つの原因
①経年劣化(日光・気温変化による)
②カビ(結露・雨などの水分)
③汚れ
④物理的衝撃

どうしても日(紫外線)に照らされて徐々に劣化していきますし、雨や結露の水分でカビが生えて劣化していきます。

それでも、適切にメンテナンスをすれば耐久年数が伸びますので、交換後は取り組んでみてください。

窓枠のパッキンのメンテナンス方法はこちら

窓のパッキンはグレチャン・ビート・コーキングの3種類

窓のパッキンは、グレイジングチャンネル(通称:グレチャン)とビート、コーキングの3種類あります。

種類 概要
グレチャン ・コの字型をしてた帯状のゴムで、はめ込んで窓ガラス、サッシを固定する
・グレチャンよりも耐久性が高い
・木造住宅で使われる
ビート ・役割はグレチャンと同じで、挟み込んで固定する
・グレチャンよりも取り付けが容易
・ビルなどで使われる
コーキング ・シリコン材を窓とサッシの間に充填する(見た目はグレチャンやビートほぼ同じ)

一般的に木造住宅の窓枠のサッシにはグレチャン(もしくはビート)が、マンション・ビルなどでは窓のふちにコーキングが使われていることが多いです。

グレチャンとビートはサイズが合っていれば交換できます。

グレチャンはビートよりも取り付けが難しいですが、耐久性が高いです。ビートはその逆です。

3種類のうち、コーキングはホームセンターでも取り扱っていることがありますが、大きいところでも種類が少ないです。

ですので、基本的にはネットの専門店で購入することになります。

窓枠がアルミの場合は、購入の際、「アルミサッシ 隙間 ゴム」などの言葉でも検索してみてください。

窓枠のパッキン交換、DIY vs 業者でコスパがいいのは…?

窓のパッキン交換に慣れている人にはDIYですが、そうでない人にとっては、業者に依頼する方がコスパがいいです。

それぞれのメリット、デメリットを比較してみてください。

依頼先 メリット デメリット
DIY ・費用が安い(3,000円~7,000円) ・窓を外す作業や取り扱いが大変
・パッキンを選ぶのに手間がかかる
・気密性が低くなる可能性がある
・ガラスが割れると高くつく
業者 ・手間がかからない
・スピードが速い
・ケガのリスクが無い
・後片付けの必要が無い
・DIYより費用が高い(10,000~20,000円程度)
・悪質業者がいる可能性がある

費用だけを見るとDIYの方が安いです。DIY慣れした人ならパッキン代の2,000円以内で収まるかもしれません。

ただ、安い以外のメリットはなく、かかる手間と時間、ケガのリスク、難易度の高さを十分に検討する必要があり、トータルでコスパを考えると、業者に軍配が上がります

窓枠のパッキンの交換を業者に依頼した場合の費用

業者に依頼した場合は、材料費と出張費を含めて10,000~20,000円です。

金額は窓ガラスの大きさ、依頼する窓の数によって変わります。

複数の窓を依頼すると1枚当たりの価格を下げてくれる業者もあります。

例えば、ガラスお助け本舗で2ヶ所以上施工すると3,000円割引となります。

年間50,000件以上の対応実績があり、技術は高いのでしっかりと気密性の高い状態になりますよ。

窓枠のパッキンの交換を良質な業者に依頼する3つのポイント

業者の中には、まれに高額な費用を請求する悪質な業者がいます。次のようなポイントにそって、依頼先を見つけてみてください。

良質な業者に依頼する3つのポイント
①複数の業者から見積もりを取る
②作業前に見積もりを出さない業者は避ける
③電話の概算と実際の見積もりに開きがある業者は避ける

自衛のために、こうした内容に沿って見積もりを取るようにしてください。

やはり料金は安いに越したことはありませんよね。ガラスお助け本舗では、他店より1円でも高い場合は相談に乗ってくれます

もちろん、ただ安いだけではありません。

見積り後の追加料金が無く、24時間365日対応しているといった、サービス面も充実しており、「コスパが高い」という評価を得ています

参考)【DIY vs 業者】玄関のドアガラスの交換をするならどっち?

窓枠のゴムパッキンを交換する手順と費用【DIY】

窓枠のパッキンを自分で交換する場合の手順と道具、費用感をご案内していきます。

DIYで窓枠のパッキンを交換する7つの手順

まずはDIYの手順とポイントをご案内します。

手順 ポイント
【手順①】パッキンを購入する ネット通販を利用する
【手順②】窓を窓枠のレールから外す 滑り止め付きの手袋をして、慎重に外す
【手順③】縦枠の固定ネジを外しサッシを取り外す メーカーによって異なるので確認する
【手順④】ガラスの周りについているパッキンを取り外す ガラスを割らないように注意
古くて剥がれにくくなっている場合は、ヘラなどを使う
【手順⑤】サッシの汚れなどを取る 石化した水垢などはマイナスドライバーでこそげ落とす
【手順⑤】新しいパッキンを取り付ける マスキングテープで固定する
ガラスの角部分は、ニッパーやカッターなどで切り込みを入れて丁寧にはめ込む
【手順⑥】サッシを取り付ける 外したのと逆の手順で行う
【手順⑦】窓枠に設置する ケガをしないように注意する

こちらは浴室のドアのパッキンを交換した方の動画です。

窓ではありませんし、メーカーによって細かな点は異なりますが、おおむねこの手順で交換を行うことになります。

作業のイメージが付きますので、一度ご覧になってみてください。

パッキンは、少しのズレがあっても気密性が低くなってしまうので、丁寧にはめ込む必要があるのですが、特に四隅部分が浮きやすいです。

動画の5:08~のように、ニッパーやカッターを使って切り込みを入れ、マイナスドライバーを駆使しながらはめ込んでいくことになります。

窓枠のパッキンをDIYで交換する道具と費用感

DIYで必要な道具と費用感は次の通りです

道具 価格
ガラスはめ込み用ゴムパッキン 2,000円以内(1mあたり50~200円程度+送料)
ドライバー(持ちて大きめ) 1,000円前後
軍手(ラバー軍手) 100円~300円
カッター、ニッパー 100円~1500円
マスキング用テープ 100円~500円
ゴムハンマー 500円~1,500円
合計 3,000円~6,800円

最大のポイントは、適したサイズのパッキンを購入することです。

大型のホームセンターでも売っていないことが多いので、ほとんどの方はネット通販を利用することになります。

購入の際のポイントは次の通りです。

窓用パッキンを買う場合の3つのポイント
①窓の溝幅・ガラスの厚みに適合したサイズを選ぶ
②ガラスの外周よりも余裕を持った長さを購入する
③サッシの色に合った色を選ぶ

先ほどの動画の1:50~で、ビートの購入のポイントもガイドしてくれていますので、チェックしてくださいね。

適したサイズのパッキンを購入するには、事前にパッキンをはめ込む隙間(クリアランス)を、㎜(ミリメートル)単位で把握しておく必要があります。

購入や問い合わせの前に、今はめ込まれているパッキンの一部を切り取って、断面の形状やサイズを測っておいてください。

サッシのメーカー名や型番も控えておいてくださいね。

パッキン自体は安いですが、作業ボリュームがありますし、慣れていないとガラスが割れてしまうことがあります。

そのため、「結果的にプロに依頼するより高くついた…」「最初からプロに依頼しておけば良かった…」という人もいます。

DIYに慣れていない方、時間に余裕が無い方はプロに依頼することをご検討ください。

マンション・賃貸アパートの場合の窓パッキンの交換

賃貸の場合は、国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」によって、窓のゴムパッキンなどの消耗品は住民が費用を負担することになっています。

そのため、交換費用は住人が負担するのが通例です。

ただし、構造上の問題でカビが異常に生えやすいなど住宅側に問題がある場合は、大家が費用を負担するケースもあります。

それを踏まえて、まずは大家や管理会社に電話で相談してみてください。

マンションの場合は、まずは管理会社に連絡をしてください。

窓のサッシは専有部分ではなく、共用部分ですので、勝手な修繕はできません。

マンションの管理規約によっては対応できる場合がありますが、まずは管理会社への連絡が最優先です。

参考)国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」

交換後に窓パッキンを長持ちさせる工夫・メンテナンス方法

余計な出費、余計な手間をできるだけかけないために、交換後のパッキンのメンテナンス方法をご案内します。

窓パッキンを長持ちさせる5つの工夫
①掃除をこまめに行う
②乾いた布で拭く
③結露はすぐにふき取る
④カビ防止剤を利用する
⑤カビが生えたら取る

掃除する場合は、最初にパッキンの細かい所に入り込んだ粉塵を取り払ってください。

そうしないと溝に汚れが入り込んで固まってしまい、パッキンが浮く原因になるからです。

結露は黒カビの発生原因となりますので、乾いた布ですぐに拭き取ってくださいね。

カビが生えてしまったら、できるだけ早く、カビ取り剤で取るようにしてください。

窓のパッキン交換のまとめ

このページのまとめ
・ゴムパッキンを購入すれば自分でもDIYできる
・ただし、基本的には業者に任せるのがおすすめ
・賃貸やマンションの場合は管理会社に連絡をする

窓のパッキンの交換は、DIYでもできますが、基本的には業者に依頼することをおすすめします。

動画で手順をご覧いただいたとおり、かなりの時間と手間がかかるからです。

ホームセンターでパッキンを置いていないところが多いのもDIYをおすすめしない理由の1つです。

業者に依頼する場合は、悪質な業者に引っかかってしまわないように、自衛をしてくださいね。

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