出窓の寒さ対策に!簡単な7つの方法や窓リフォームの方法もご案内

「簡単にできる出窓の寒さ対策が知りたい」
「出窓から冷気が入ってくる…リフォームした方がいいのかな…」

このようにお考えではありませんか?

冬になると、部屋の暖かい空気の6割以上が、出窓から出ていってしまっています。

何も対策をしなければ、どれだけ部屋を暖かくしても、ドンドン寒くなってしまいます。

このページでは、出窓の寒さ対策として「簡単にできる対策」や「本格的なリフォーム方法」をご案内しています。

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参考)省エネルギー建材普及センター「開口部からの熱の出入りは、どの位あるのですか?

出窓に寒さ対策が必要な3つの理由

出窓の寒さ対策が必要な3つの理由

 ① 外気に接する面が多い
 ② 風当たりが強い
 ③ 断熱効果の低い窓ガラスを使っていることが多い

3つの理由について詳しくご案内しますね。

【理由①】外気に接する面が多い

一般的な窓と違って、出窓が外に出っ張った形をしているため、外の気温の影響を受けやすいからです。

一般的な窓は、外気に触れる面積が出窓より少なく、外気の影響を受けにくいです。

それでも、部屋の暖かい空気の約58%も出て行ってしまいます。

外気に接する面が多い出窓では、それ以上に出て行ってしまいます

【理由②】風当たりが強い

外壁から出た出窓に風が当たりやすいからです。

出窓に当たった冷たい風は、窓ガラスを通して室内の空気を冷やします。

出っ張っている分、一般的な窓よりも外気の影響を受けやすいです。

【理由③】断熱効果が低い窓ガラスを使っていることが多い

昔からある古い家やアパート・マンションには、樹脂サッシや複層ガラスといった断熱性の高い素材は使われていません。

アルミサッシに通常の一枚のガラスを組み合わせていることがほとんどです。

アルミサッシや一枚のガラスは熱を伝えやすく、冬の暖まった空気を外に逃しやすいです。

簡単にできる出窓の寒さ対策7選をおすすめ順に解説!(賃貸も可)

簡単な出窓の寒さ対策7選

① 100均のプチプチを貼る
② 断熱シートを貼る
③ 断熱ボードを取り付ける
④ 可動式カーテンを取り付ける
⑤ 隙間をテープで埋める
⑥ 窓下にヒーターを設置する
⑦ 簡易内窓をDIYで取り付ける対策

おすすめの基準は「材料費が安い」「手間がかからない」です。

基本的には「賃貸も可」ですが、NGな賃貸がありますので必ず確認してくださいね。

詳しくご案内します。

【対策①】100均のプチプチを貼る

プチプチとは、荷造りなどに使われる小さな気泡が並んだシートのことです。

正式には気泡緩衝材(きほうかんしょうざい)といいます。

窓に貼ることで室内の温度を保ちつつ、冷気が入るのを防ぐことができます。

メリット、デメリットは、次の通りです。

・プチプチのメリット、デメリット

メリット デメリット

・材料費が安い
・加工しやすい

・景色が見づらくなる
・見栄えが悪い
・DIYが苦手な人には不向き

断熱効果を高めるには、空気を含んだ凹凸がある面をガラスに向けて貼ってください。

なるべく窓枠の際まで取り付けるようにします。

貼り付ける窓ガラスの面積を計算し、必要な分量をご購入ください。

100均やホームセンター 、通販で購入できます。

小さな出窓なら100均でも良いですが、大きな出窓ならホームセンターや通販でお求めください。

一般的な窓ガラスに貼りやすい120cm幅で10m巻きのプチプチは、通販で1,000円程度で購入できます。

【対策②】断熱シートを貼る

断熱シートとは、貼り付けるタイプの断熱材のことです。

種類はいくつかあります。

・片面にアルミシートを貼り付けたもの
・半透明のフィルムタイプのもの
・裏面のシールでガラスにつける粘着式のもの
・窓ガラスを傷めない吸盤で付けるタイプのもの

色々と見比べてみてください。

メリット、デメリットは、次の通りです。

・断熱シートのメリット、デメリット

メリット デメリット

・材料費が安い
・結露対策になる

・景色が見づらくなる
・DIYが苦手な人には不向き
・張り替えが面倒

断熱効果を高めるために、窓の際ギリギリの位置から隙間なく貼り付けてください。

プチプチと同じように窓ガラスの面積を計算してご購入ください。

100均やホームセンター 、通販で購入できます。

価格は次の通りです。

・シートタイプは100円〜2,000円
・吸盤付きタイプは約5,000円

【対策③】断熱ボードを取り付ける

断熱ボードとは、窓際に置いて冷たい空気を遮るアイテムのことです。

2種類あります。

・窓枠に置くボードタイプ
・床に立てて置ける蛇腹式

機能などを見比べてみてください。

メリット、デメリットは、次の通りです。

・断熱ボードのメリット、デメリット

メリット デメリット

・蛇腹式は必要なときに設置できる
・ボードタイプは窓の寸法に合わせてカットできる

・景色が見づらくなる
・見栄えが悪い
・蛇腹式は倒れやすい

冷たい空気は下方向に集まりやすいですが、窓の下にだけ設置しても効果は弱いです。

窓枠に隙間なく設置してください。

ボードタイプには、窓枠に合わせてハサミで切って調整できるタイプがありますので、チェックしてみてください。

蛇腹式は、なるべく窓に近い床に置いてくださいね。

どちらも、ホームセンターや通販で2,000円程度で購入できます。

【対策④】可動式カーテンを取り付ける

可動式カーテンとは、窓に取り付けて開閉できるカーテンのことです。

通常のカーテンと窓の間に付けられるカーテンライナーも含まれます。

断熱効果の高い遮熱カーテンをお選びください。

メリット、デメリットは、次の通りです。

・可動式カーテンのメリット、デメリット

メリット デメリット

・手軽に取り付けられる
・デザインを選べる
・汚れたら洗濯できる

・取り付けに手間がかかる
・採寸が面倒
・取り付けられない場合がある

カーテンの下に隙間ができないよう、出窓の寸法より少し長めに採寸してください。

可動式カーテンは、ホームセンターやインテリア用品店、通販で購入できます。

価格は次の通りです。

・カーテンライナーは1,500円~
・遮熱カーテンは3,000円~

【対策⑤】隙間をテープで埋める

隙間テープとは、窓にできた隙間を塞ぐためのテープです。

形が特殊な出窓に有効です。

メリット、デメリットは、次の通りです。

・隙間テープのメリット、デメリット

メリット デメリット

・隙間から入る外気を防げる
・価格が安い

・テープが劣化しやすい
・DIYの手間がかかる

隙間テープの素材にはスポンジやモヘア(繊維)、ゴムがありますが、寒さ対策のためにはスポンジかモヘアをお選びください。

サッシと窓枠の間にできた隙間を埋めるように貼り付けます。

100均やホームセンター、通販で購入できますよ。

価格は次の通りです。

・スポンジタイプは1.0cm幅×3mで2,000円程度
・モヘアタイプは1.2cm幅×10mで700円程度

【対策⑥】窓下にヒーターを設置する

出窓の下にヒーターを設置すると、冷えて溜まった空気が暖まり寒さが和らぎます。

窓に設置するウインドラジエーターは、冷たい空気の侵入を防止と結露防止の効果があります。

メリット、デメリットは、次の通りです。

・窓下にヒーターを設置するメリット、デメリット

メリット デメリット

・暖房器具との相乗効果で部屋が温まりやすい
・簡単に設置できる

・価格が高い
・景色が見づらくなる
・単品では部屋全体を温められない

窓下のヒーターと同時に室内の暖房器具を併用することで、より効率的に部屋が温まります。

ウインドラジエーターは、出窓だけでなく部屋の窓全てに取り付けると効率よく冷気を防げます。

価格は2万円〜4万円で、通販で購入できます。

【対策⑦】簡易内窓をDIYで取り付ける

簡易内窓とは、木材やアクリルパネルで自作した内窓のことです。

メリット、デメリットは、次の通りです。

・簡易内窓のメリット、デメリット

メリット デメリット

・意外とリーズナブル
・賃貸でも設置可(要確認)

・手間がかかる
・たわみや反りが生じやすい
・見た目が悪い
・景色が見づらくなる

中空ポリカーボネートを使うと断熱効果が高まります。

中空ポリカーボネートとは、段ボールのような構造の素材のことです。

立て掛けるだけでは倒れやすいです。

ですので、窓枠にレールを取り付けて固定してください。

作業中に切断面で怪我をしないようカブセを付けておいてくださいね。

中空ポリカやレールなどの材料はホームセンターや通販で手に入ります。

価格は、全ての材料を合わせて1万円以下です。

出窓の寒さ対策におすすめのリフォーム3選

① 複層ガラスに変更する
② 二重窓・内窓を取り付ける
③ 断熱効果の高い窓に変更する

簡単な対策では寒い…という場合は、リフォームをご検討ください。

おすすめの基準は「費用」「完了までの期間」です。

それぞれの方法について詳しくご案内していきます。

【リフォーム①】複層ガラスに変更する

複層ガラスとは、ガラスとガラスの間に空間をもたせた複数枚で構成されるガラスです。

2枚のガラスの組み合わせをペアガラスといいます。

一般的な一枚ガラスに比べ、約2倍以上の断熱効果があります。

メリット、デメリットは、次の通りです。

・複層ガラスのメリット、デメリット

メリット デメリット

・結露防止になる
・防音効果がある
・防犯対策にもなる
・リフォームの中では安価

・簡易な対策よりも高額
・業者を選ぶ必要がある

複層ガラスへの交換は、ガラスの修理・交換を専門とする業者に依頼します。

交換に必要な費用は、出窓のサイズや複層ガラスの仕様によりますが、数万円~です。

意外にリーズナブルですので、ご検討ください。

ペアガラスへの交換費用については、こちらの「ペアガラスの交換費用や補助金を解説」で詳しくご案内しています。

補助金で安く設置できるかもしれませんので、ぜひチェックしてみてください。

【リフォーム②】二重窓・内窓を取り付ける

二重窓・内窓とは、今ある窓の内側にもうひとつ窓を付けたような仕様の窓のことです。

新しく窓を設置するためにサッシを取り替えます。

メリット、デメリットは、次の通りです。

・二重窓・内窓のメリット、デメリット

メリット デメリット

・結露防止になる
・防音効果がある
・防犯対策にもなる

・掃除に手間がかかる
・開け閉めに手間がかかる
・高額な費用がかかる

窓のリフォームに対応できる業者に依頼します。

価格は、工事の費用も合わせて4万円〜15万円です。

【リフォーム③】樹脂サッシに変更する

樹脂サッシとは、樹脂素材でできた断熱効果に優れたサッシのことです。

一般的なアルミサッシと比べると熱を伝えにくいです。

メリット、デメリットは、次の通りです。

・樹脂サッシのメリット、デメリット

メリット デメリット

・断熱性に優れている
・結露防止になる
・防音効果がある

・設置できないケースがある
・高額な費用がかかる

樹脂サッシの交換はリフォーム業者に依頼します。

サッシと窓を交換する費用は、工事費用を合わせて25万円〜60万円ほどです。

詳しくはこちらの「樹脂サッシで後悔する4大ポイント!デメリットを把握して失敗を防ぐ」でご案内していますので、ご一読ください。

出窓の寒さ対策のリフォームには補助金を活用しよう!

窓リフォームで利用できる補助金制度

① 先進的窓リノベ2024事業
② 子育てエコホーム支援事業

費用が高額になりがちな出窓のリフォームには、活用できる補助金制度が2種類あります。

それぞれの制度についてご案内しますね。

先端的窓リノベ2024事業

先端的窓リノベ 2024事業とは、住宅の省エネ化を促進することを目的とした事業のことです。

2023年から始まった補助金制度で、2024年度版が最新です。

・先端的窓リノベ 2024事業の詳細

補助金の対象者 対象となるリフォーム工事 上限金額
・窓リフォームをする住宅の所有者
・「窓リノベ事業者」に依頼した工事であること
・ガラス交換
・内窓設置
・外窓交換
・ドア交換

・一戸あたり最大2,000万円

申請期間は、204年3月29日から予算上限に達するまでで、遅くとも12月31日までです。

「窓リノベ事業者」とは、住宅省エネ支援事業者に登録した事業者です。

補助額が5万円以上である場合に利用できます。

参考)先端的窓リノベ 2024事業

子育てエコホーム支援事業

子育てエコホーム支援事業とは、省エネ性能の高い住宅の取得やリフォームを支援する事業のことです。

「子育て」という名称ですが、住宅の省エネを目的としたリフォームの場合は、全世帯が対象です。

・子育てエコホーム支援事業の詳細

補助金の対象者 対象となるリフォーム工事 上限金額
・リフォームする住宅の所有者
・「エコホーム支援事業者」に依頼してリフォーム工事する方
・窓リフォーム
・外壁や屋根、天井または床の断熱リフォーム
・エコ住宅設備の設置
・最大20万〜45万円

申請期間は、2024年3月29日〜予算上限に達するまでで、遅くとも12月31日までです。

「エコホーム支援事業者」とは、前もって事業に登録した工事施工業者のことです。

参考)子育てエコホーム支援事業

出窓の寒さ対策をする際のリフォーム業者を選ぶ7つのポイント

出窓の寒さ対策をする際のリフォーム業者を選ぶ7つのポイント

① 専門知識と実績が豊富である
② 地域の気候や環境を熟知している
③ 良い評判がある
④ 目的に応じた製品を選んでくれる
⑤ 正確に採寸する
⑥ 丁寧に説明してくれる
⑦ メリットだけでなくデメリットも説明してくれる

どの業界でもそうですが、相場よりもかなり高額な請求をする悪質な業者がいます

ですので、このポイントに沿って、事前にしっかり調査してください。

専門知識と実績が多い事業者は、これまでの経験から得た知識から、より効率的な方法を提案してくれますよ。

複層ガラスへの交換はガラスお助け本舗がおすすめです。

おすすめな理由は次の通りです。

「ガラスお助け本舗」がおすすめな理由

① 年間5万件以上の豊富な修理実績
② 作業後3カ月以内であれば無料で修理
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出窓の寒さ対策のまとめ

このページのまとめ

・簡単にできる出窓の寒さ対策は7つある
・厳しい寒さには複層ガラスがおすすめ
・業者の選びにはポイントがある

今すぐ出窓の寒さ対策をしたい方は7つの中からお選びください。

本格的に何とかしたい方は複層ガラスへのリフォームをご検討ください。

ご案内した業者選びのポイントに沿って選定すると、ストレスがありません。

お時間の無い方、失敗したくない方はガラスお助け本舗を中心にご検討ください。

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