窓ガラスが割れてしまったら、まずは深呼吸してください。
このページでご案内している内容に沿って割れた原因を特定し、適切な処置をしていきましょう。

目次
窓ガラスが割れたら掃除と破棄を(ケガしないように!)

割れた窓ガラスでケガをしないように、応急処置の前に軍手やスリッパなどで手足を守った上で、次の手順で掃除をしてください。
割れた窓ガラスの掃除の手順
①ホウキで大きい破片を集める
②ガムテなどで細かい破片をペタペタと取る
③掃除機で吸い取る
この後、破棄をするのですが、「紙に包んでからビニールに包む」など地域のルールに従う必要があります。
ガラスの破棄の仕方が不明な場合は、電話でお住いの役所に確認を取ってください。
目途がついたら、応急処置をしましょう。
窓ガラスが割れたら原因別に適切な応急処置法を!
掃除と破棄の準備が終わったら、原因別に次の応急処置をしてください。
注意
台風や突風で飛んできた物の衝突
②地震による家具の転倒、サッシの歪みの影響
③子供がぶつかった
④気温の差による熱割れ
それぞれご案内していきます。
「窓ガラスが物理的に割れた場合」の応急処置!

台風(7月~10月)や突風で石などがぶつかったり、家で遊んでいた子供がぶつかったりした場合、窓ガラスの状況に応じて応急処置をしてください。
窓ガラスの状況 | 応急処置 |
---|---|
・大きなひびがある |
段ボールでふさいで補強し、テープで室内・室外共にしっかりと固定する |
・軽いひび割れがある | 窓ガラスのひび割れている箇所を布テープや養生テープでカバーする(内外ともに) |
上記の方法で応急処置をした後は、プロの業者に修理・交換を依頼してください。
「窓ガラスが熱割れした場合」の応急処置!

熱割れとは寒暖差で窓ガラスが割れる自然現象で、窓ガラスに大きくビッと亀裂が入ったように割れます。
この場合、次の7つの応急処置方法を検討しましょう。
熱割れの場合の応急処置(価格の安い順)
①テープを貼る
②保護用フィルムを貼る
③段ボールを貼り付ける
④接着剤を注入する
⑤ガラス用のパテを埋め込む
⑥ガラス用のコーキング剤を注入する
⑦ガラスのリペアキットを利用する
DIY難易度が低く、パッとできるのはテープか段ボールを貼る方法です。
ただし、熱割れでヒビが入ってしまった窓ガラスの強度はそれほどありません。
次第に割れが広がっていってしまい、そのうち割れてしまうリスクがあります。
台風の季節や突風、突然の地震などで完全に割れてしまう前に、プロにガラス交換を依頼することを検討してみてください。
詳しいひび割れへの対処法については、網入りガラスの熱割れ・ひび割れを自分で補修・応急処置する7つの方法も参考にしてください。

割れた窓ガラスの応急処置後は保険を確認!実質ゼロ円で交換できるかも?

窓ガラスが割れた時は、保険が適用できるかもしれません。
応急処置が終わったら「保険に加入しているか」を確認してみてください。
適用される保険は原因別で異なります。
割れた原因 | 保険の種類 |
---|---|
台風や突風 | 火災保険 |
子供が割った | 賠償責任保険 |
地震 | 地震険 |
熱割れ | 火災保険 |
泥棒・空き巣 | 火災保険 |
もしよく分からなかったら、保険に詳しいガラス交換業者に連絡をしてみてください。
保険に詳しいかどうかは、ホームページに記載されていますので、チェックしてみましょう。
窓ガラスが割れた場合に「自分で修理・DIYする方法」
窓ガラスが割れた後の応急処置が終わったら、DIYでガラスの補修や修理・交換をする方もいます。
自分で補修できる窓ガラスのヒビ・傷の目安は次の通りです。
補修できる窓ガラスのヒビ・傷の目安
・幅が5㎜以下のもの
・浅い傷
この場合、セロハンテープやガムテープ、ガラス用接着剤などで補強ができます。
5㎜以上のヒビや小さくても深い傷は放置せずにプロに修理・交換を依頼してください。
割れてしまった窓ガラスを自分で交換する際にかかる金額は次の通りです。
道具など | 費用 |
---|---|
ガラス代 | 約20,000~100,000円 |
プラスドライバー | 0円~1,000円 |
敷物 | 0円~2,000円 |
マスキングテープ | 0~500円 |
軍手 | 0円~500円 |
ゴムパッキン | 700円~8,000円 |
合計 | 約20,700円~111,500円 |
ガラス代はサイズや種類、仕入れる業者によって、次のように価格が変わります。
ガラスの種類 | 価格(90×180㎝) |
---|---|
透明ガラス(5㎜) | 20,000円~35,000円 |
型板ガラス(4㎜) | 20,000円~35,000円 |
網入り透明ガラス(6.8㎜) | 25,000円~40,000円 |
強化ガラス(4㎜) | 30,000円~50,000円 |
ペアガラス | 40,000~70,000円 |
トリプルガラス | 50,000円~100,000円 |
※90×180㎝の窓ガラスは床から天井までの窓に使用されているサイズです
難しいのは、ガラスのサイズを測ることです。
間違ったサイズのガラスを購入しても、誤ってガラスを割ってしまっても返金してくれません。
窓ガラスを落としてケガをしてしまうこともあります。
ですので、できればDIYはやめて、プロに依頼することを検討してください。
DIYでの修復・補修の手順が知りたい場合は、窓ガラスが割れたっ!DIYで修復・補修する手順と費用ををご覧ください。
窓ガラスが割れてプロに修理・交換を依頼した場合の費用相場!

窓ガラスが割れたらほとんどの方は応急処置後、プロに修理・交換を依頼しましょう。
工賃(施工代・作業代、出張代金、材料)の相場は10,000円~30,000円程度です。
こちらに先ほどのガラス代が加わり、割れた窓ガラスの交換費用の相場は50,000円~130,000円です。
複数のプロに見積もりを依頼して比較することが大事ですが、やみくもに連絡をしても時間がかかってしまうだけです。
まずは窓ガラスの交換業者のホームページで次のことをチェックしてみてください。
ホームページでチェックすべきポイント
・支払い方法の豊富さ
・対応時間の長さ
・アフターフォローの有無
・追加費用の有無
・保険対応しているかどうか
こうしたサービスが良いところは、良心的な業者の確率が高いので、積極的に見積もりを依頼してください。
窓ガラスが割れた場合の応急処置のまとめ
このページのまとめ
・窓ガラスが割れたら、まずは落ち着く
・窓ガラスでケガをしないように応急処置をする
・サービスレベルの高い業者へ依頼する
窓ガラスが割れたら、まずは落ち着いてケガしないように片付けをしてください。
掃除の後は、原因別に応急処置をします。
その後、複数のガラス交換業者から見積もりを取るのですが、その際はサービスレベルの高い業者を選択するようにしてください。
