このような方にオススメ
- 中間膜の種類やその違いを知りたい方
- 防犯・防音に強いガラスをお探しの方
- 交換費用や業者選びでお悩みの方
合わせガラスは、2枚以上のガラスの間に中間膜を挟んで一体化したガラスです。
中間膜には、ガラスが割れた際の飛散を防ぐだけでなく、防犯・防音・紫外線カットなど、さまざまな性能を持たせる役割があります。
ただし、中間膜の種類や厚みによって特徴や向いている用途が異なるため注意が必要です。
本記事では、中間膜の役割や種類ごとの違い、厚みによる性能差、合わせガラスの費用相場まで詳しく解説します。
合わせガラスへの交換を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
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合わせガラスの中間膜とは

合わせガラスとは、2枚または複数枚のガラスの間に樹脂製の「中間膜」を挟み、加熱・圧着して一体化したガラスです。
中間膜にはPVB(ポリビニルブチラール)が広く使われていますが、EVA(エチレン酢酸ビニル)など、別の樹脂を使用するものもあります。
中間膜は、ガラス同士を貼り合わせて一体化させるための重要な層です。
中間膜の種類や厚みによって、合わせガラスの性能や用途も変わります。
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合わせガラスの中間膜が持つ6つの役割
中間膜はガラス同士を一体化させるだけでなく、種類や厚みによってさまざまな機能を発揮します。
ここでは、中間膜が持つ6つの役割を確認していきましょう。
中間膜が持つ6つの役割
- 割れたガラスの飛散を防ぐ
- 貫通を防ぎ、防犯性を高める
- 紫外線をカットする
- 防音性を高めて騒音を防ぐ
- 遮熱効果で室温の上昇を抑える
- カラーや和紙などを挟んでデザイン性を高める
1. 割れたガラスの飛散を防ぐ

合わせガラスは、中間膜が割れたガラスを密着・保持する構造になっているため、破片の飛散を最小限に抑えられます。
そのため、窓ガラスが割れた際、鋭い破片によるけがのリスク軽減につながるでしょう。
2. 貫通を防ぎ、防犯性を高める
強度の高い中間膜を使用した合わせガラスは、ガラスが割れても貫通しにくく、外部からの侵入を防ぐ効果が期待できます。
窓ガラスを割って手を差し込み、鍵を開ける「ガラス破り」への対策にも有効です。
ただし、すべての合わせガラスが高い防犯性能を持つわけではありません。
防犯を目的とするなら、中間膜を厚くしたタイプなど、必要な性能を備えた製品を選びましょう。
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3. 紫外線をカットする

合わせガラスの中間膜には紫外線をカットする働きもあり、UVを99%以上遮断する商品もあります。
窓から入る紫外線を減らせるため、室内の家具や床、カーテンなどの日焼け・色あせ対策にも効果的です。
参考
積水化学:合わせガラス用PVB中間膜とは?
4. 防音性を高めて騒音を防ぐ
遮音性能を高めた中間膜を使えば、外から入ってくる音を抑えることもできます。
交通量の多い道路沿いや線路の近くなど、外部の騒音が気になる地域にお住まいの場合は、防音性能を備えた合わせガラスが有効です。
5. 遮熱効果で室温の上昇を抑える

遮熱性能を備えた中間膜には、太陽光に含まれる赤外線の透過を抑え、室内に入り込む熱を軽減する働きがあります。
とくに日差しの強い夏場は、窓から伝わる熱を抑えることで室温の上昇をやわらげ、室内を快適に保ちやすくなるでしょう。
6. カラーや和紙などを挟んでデザイン性を高める
中間膜に色をつけてカラーバリエーションを持たせたり、布や和紙、フィルムなどを挟み込んだりして、デザイン性を高めた合わせガラスもラインアップしています。
ガラスの透明感を生かしながら色や柄を加えることで、空間の印象を変えることが可能です。
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中間膜は種類によって強度や耐水性が異なる
合わせガラスに使われる中間膜には、主に3つの種類があります。
それぞれ柔軟性や強度、耐水性などに違いがあり、得意とする用途も異なります。
設置場所や求める性能に合わせて、適した中間膜を選ぶことが大切です。
中間膜の種類3つ
- PVB膜|柔軟性があり幅広く使われる
- EVA膜|耐湿性が高くデザイン性を持たせやすい
- SG膜|強度と耐水性が高い
PVB膜|柔軟性があり幅広く使われる

PVB膜は、一般住宅や公共施設など幅広い場所で使われている中間膜です。
柔軟性があって衝撃を吸収しやすいうえ、ガラスへの接着性や耐貫通性にも優れています。
一方で、水分を吸収しやすいため、ガラスの端が露出する場所や、水に触れやすい環境での使用には注意が必要です。
このような場所では、耐湿性に優れたEVA膜が適しています。
EVA膜|耐湿性が高くデザイン性を持たせやすい

EVA膜は耐湿性が高く、水分の影響を受けやすい場所でも使いやすいタイプの中間膜です。
異なる素材との接着性にも優れており、布や和紙、フィルムなどをガラスの間に挟み込んだ「装飾合わせガラス」にも使われます。
そのため、機能性だけでなく、色や柄を取り入れてデザイン性を高めたい場合にも最適です。
SG膜|強度と耐水性が高い

SG膜は、強度や耐久性に優れている点が特徴の中間膜です。
ガラスが割れても貫通しにくく、接着強度も高いため、防犯・防災対策や飛来物への備えなど、安全性を重視する場所に向いています。
耐水性も高いため、屋外など水分の影響を受けやすい環境でも使いやすい点が魅力です。
学校や病院、公共施設など、安全性が求められる建物にも採用されています。
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防犯や防音を強化するなら中間膜の“厚み”に注目

合わせガラスの性能を確認するときは、中間膜の厚みも重要なポイントです。
とくに防犯性能は中間膜の厚みによる影響が大きく、厚くなるほどガラスが割れても貫通しにくくなります。
中間膜の厚さには「mil(ミル)」という単位が使われており、30ミルは約0.76mm、60ミルは約1.52mmです。
主要ガラスメーカーで構成される業界団体の「板硝子協会」では、中間膜の厚みによって合わせガラスを次のように分類しています。
| 中間膜の厚み | 種類・グレード | 特徴 |
|---|---|---|
| 30ミル未満 | 一般合わせガラス(一般グレード) | 飛散防止 |
| 30ミル以上 | 防犯ガラス(防犯グレード) | 防犯性能を強化(CP認定取得) |
| 60ミル以上 | 防災防犯ガラス(防災防犯グレード) | 防犯性に加え、飛来物が当たっても貫通しにくい |
なお、防犯を目的にするなら、中間膜の厚さに加えて、CPマークの有無も確認しましょう。
CPマークとは、警察庁や国土交通省、民間団体などが構成する会議が認めた「防犯性能の高い建物部品」にのみ表示が許されるマークです。
侵入攻撃に対して5分以上耐えられる性能基準をクリアしている証となるため、防犯目的で選ぶ際の確実な目安になります。
また、防音性能についても、中間膜の厚みは確認したいポイントのひとつです。
ただし、単純に厚くすれば防音性能が高まるわけではなく、音による振動を抑える特殊な中間膜を使った製品もあります。
防犯や防音を重視するなら、まず中間膜の厚みに注目し、そのうえで目的に合った性能や機能を備えているかまで確認して選びましょう。
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一般的なガラスより高い?合わせガラスの費用相場と内訳

合わせガラスは複数枚のガラスと中間膜を組み合わせた構造のため、一般的なガラス(フロートガラス)より費用が高くなりがちです。
ガラス交換にかかる主な費用は、ガラス代・交換費用・ガラス処分費・出張費の4つに分類されます。
防犯ガラスへの交換を例に、それぞれの目安をチェックしていきましょう。
合わせガラス代:20,000円〜
合わせガラス本体の価格は、サイズや厚み、中間膜の種類・グレードによって変わります。
たとえば90cm×90cmサイズであれば、安くても20,000円くらいは見ておきましょう。
中間膜が厚く、防犯性能の高い製品ほど価格も上がる傾向があります。
ガラス交換費用:20,000円〜
古いガラスを外して新しいガラスを取り付ける費用として、ガラス本体代とは別に20,000円ほどかかります。
窓のサイズや設置場所によって金額は変わり、面格子やシャッターなどの取り外し・取り付けが必要な場合は、追加料金(1箇所につき5,000円〜15,000円程度)が発生することも。
ガラス処分費:2,000円前後

取り外したガラスの処分費として、2,000円前後の費用が発生します。
ガラス業者によっては交換費用に含まれているケースもあるため、見積もりのタイミングで内訳を確認しておくと安心です。
出張費:3,000円〜

ガラスの専門業者に現地まで来てもらう際は、3,000円〜の出張費がかかります。
対応エリアや時間帯によっては、割増料金が加算されることもあるため、事前に確認しておきましょう。
なお、「ガラスお助け本舗」では出張費無料で対応しています(ただし、お見積もり前のお客さま都合によるキャンセルは、キャンセル料が発生するケースがあります)。
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合わせガラスへの交換を依頼する手順と施工完了までの流れ

ガラス業者へは、電話やWebフォームから問い合わせます。
問い合わせの際は、ガラスが割れた状況や交換したい理由などを伝えておくと、その後の相談がスムーズです。
現地調査では、窓のサイズやサッシの状態を確認し、交換するガラスを決めたうえで正式な見積もりが提示されます。
金額や作業内容に納得できたら、正式に依頼しましょう。
防犯性能を備えた合わせガラスは基本的にオーダーメイドのため、製作から施工まで2週間前後かかります。
仕様やメーカー、混雑状況によっても納期は変わるため、余裕を持って依頼してください。
ガラスが完成したら施工日を調整し、交換作業を行います。
取り付け後はガラスの仕上がりや窓の開閉を確認し、料金を支払って完了です。
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費用を抑えるなら後貼りフィルムも検討
さまざまな性能を備えた合わせガラスですが、費用面が気になることもあるでしょう。
ここでは、費用を抑える手段について紹介します。
手軽さ重視なら後貼りフィルムを貼る

現在のガラスが割れておらず、飛散防止や防犯、UVカットなどの機能をプラスしたい場合は、後貼りフィルムを貼る方法があります。
ガラスそのものを交換する必要がないため、合わせガラスへの交換より費用を抑えやすいのがメリットです。
ただし、後貼りフィルムはガラスの表面に貼るため、紫外線や気温変化、結露などの影響を直接受けて劣化しやすく、定期的な貼り替えが必要になります。
また、市販の窓用フィルムは自分で貼ることもできますが、防犯目的であればおすすめできません。
十分な防犯性能を得るには、厚手の防犯フィルムを正しく施工する必要があるため、ガラス業者に任せるのが安心です。
「ガラスお助け本舗」では全国のガラス業者と提携しており、フィルムの貼り付けにも対応しております。
お気軽にご相談ください。
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断熱性を高めるなら補助金を活用する

防犯性だけでなく断熱性も高めたい場合は、国や自治体の補助制度を利用できる可能性があります。
国の補助金制度である「先進的窓リノベ2026事業」では、一定の断熱性能を満たすガラスへの交換も補助対象です。
既存のサッシをそのまま使用して、対象となる複層ガラスなどに交換する工事も対象に含まれます。
ただし、すべての合わせガラスが対象になるわけではありません。
補助制度は年度によって内容が変わるため、交換する時点で利用できる制度や対象条件を確認しましょう。
破損なら火災保険を適用する

合わせガラスへの交換が必要になった原因によっては、火災保険で修理費用をまかなえる可能性があります。
火災保険は火事だけでなく、契約内容によっては台風やひょう、雪による被害、外部から物がぶつかったことによる破損、盗難にともなう窓ガラスの破損なども補償の対象です。
また、加入しているプランによっては、家具をぶつけるなど不測かつ突発的な事故によるガラスの破損も補償されます。
一方、補償される範囲や自己負担額は契約によって異なるため、まずは保険証券を確認し、契約している保険会社や代理店へ問い合わせてみましょう。
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要注意!悪徳ガラス業者に騙されないためのポイント
ガラス業者のなかには、相場よりも明らかに高額な費用を請求する悪徳業者が潜んでいます。
ここでは、悪徳業者に騙されないために押さえておきたいポイントを確認していきましょう。
料金の安さだけで判断しない

極端に安い料金を強調しているガラス業者には注意が必要です。
窓ガラスの交換費用は、ガラスの種類やサイズ、施工場所などによって変わるため、広告に記載された最低料金だけで実際の支払額を判断することはできません。
安さだけで決めず、料金の内訳や追加料金が発生する条件まで確認してから依頼しましょう。
電話口で急かす業者は避ける
問い合わせをした際に、「今すぐ依頼しないと危険」「すぐ契約したほうがよい」などと決断を急かすガラス業者にも注意してください。
緊急性を強調されると冷静に判断しにくくなりますが、急かされてもその場ですぐ契約する必要はありません。
不安を感じたときはいったん依頼を見送りましょう。
作業前に見積書を確認する

ガラス交換を依頼する際は、作業を始める前に見積書を確認してください。
見積もりの内容に納得できないまま作業を始めてもらうと、あとから想定以上の金額を請求されるトラブルにもつながります。
不明な項目があれば作業前に質問し、料金と作業内容に納得したうえで正式に依頼しましょう。
「ガラスお助け本舗」では作業前のお見積もりを必須としているため、作業後に想定外の費用を請求することは一切ございません。
安心してお問い合わせください。
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目的に合った中間膜の合わせガラスを選ぼう
合わせガラスは、中間膜の種類や厚みによって得られる性能がさまざまです。
割れたときの飛散防止を重視するのか、防犯性を高めたいのか、防音・遮熱などの機能も求めるのかによって、適した製品は変わります。
一方で、必要以上に高性能なガラスを選ぶと費用も高くなるため、設置場所や目的に合わせて選びましょう。
「どの中間膜を選べばよいかわからない」「今の窓に合う合わせガラスを知りたい」というときは、ガラス業者に相談すると安心です。
「ガラスお助け本舗」では、窓の状態や希望する性能を確認したうえで、目的に合ったガラスをご提案しています。
お気軽にご相談ください。

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