「お風呂の窓に防犯対策したい」
「最近、近所で盗難があって不安、、、」
このようなお悩みはありませんか?
このページでは、お風呂の窓にできる「防犯対策」や「リフォーム方法」をご案内しています。
「とにかく早く、安く防犯対策をしたい」という方は、4つの対策をご覧ください。

目次
お風呂の窓の防犯が必要な2つの理由
窓に防犯対策が必要な2つの理由
理由①:窓から空き巣に侵入されることがある
理由②:外から浴室を覗かれることがある
防犯対策が必要な理由は2つあります。
理由①:窓から空き巣に侵入されることがある

戸建ての場合お風呂は表の通りから見えない場所に作られるケースが多いため、防犯対策が必要です。
警察庁の「住まいる110番」の令和5年の調査によると、窃盗などを目的に窓から家屋へ侵入されるケースが多く見られます。
「無締り」「ガラス破り」を合わせた割合は、戸建て・共同住宅(3階以下、3階以上)で51.8%〜82.1%です。
理由②:外から浴室を覗かれることがある

外からの視線を目隠しするため、お風呂にすりガラスを設置している家庭もあるでしょう。
ただ、すりガラスは夜になり暗くなると、明るいお風呂場が目立ってしまうため、防犯上の問題が生じてしまいます。
お風呂の窓の防犯対策4選(市販のグッズで早く、安く)
浴室窓の防犯「4つの対策」
対策①:補助ロックを設置する(侵入防止)
対策②:防犯センサーを設置する(侵入、覗き防止)
対策③:ブラインドやカーテンで目隠しする(覗き防止)
対策④:窓に目隠しシートを貼り付ける(覗き防止)
市販のグッズを使用したお風呂の窓の防犯対策は4つあります。
おすすめの基準は「安さ」「簡単さ」「効果の高さ」です。
本格的な対策ではありませんので、リフォームと併用することをおすすめします。
対策①:補助ロックを設置する(侵入防止)

補助ロックとは、窓の鍵とは別にサッシなどに取り付ける後付けの鍵です。
補助ロックを付けておくことで、割られた窓ガラスから鍵が開けられてもすぐにサッシを開けられることはありません。
・補助ロックのメリット、デメリット
補助ロックのメリット
・こじ開けによる侵入を防ぐ
・子供が窓を開閉するのを防ぐ
・安価に対策できる
補助ロックのデメリット
・複数箇所のロックを開けるのが面倒
・鍵を紛失する恐れがある
・覗きは防げない
費用は500円~6,000円(本体価格のみ)です。
対策②:防犯センサーを設置する(侵入防止、覗き防止)

参考
防犯センサーとは、窓に取り付けて侵入者を検知するアイテムです。
侵入者が窓から入ると大音量のブザーで警告し、住民に侵入を知らせます。
窓を開けられたときに反応する「開放検知型」と窓ガラスが割れた衝撃に反応する「衝撃検知型」の2種類があります。
・防犯センサーのメリット、デメリット
防犯センサーのメリット
・鳴り響くブザーで侵入者を撃退できる
・設置されていることで侵入予防になる
防犯センサーのデメリット
・物理的に侵入も覗きも防げない
・誤作動の恐れがある
費用は1,000円〜5,000円(本体のみの価格)程度です。
対策③:ブラインドやカーテンで目隠しする(覗き防止)

ブラインドやカーテンは、目隠しとして外から見えにくくするのにおすすめです。
湿気の多いお風呂場に取り付けるため、防水加工のある素材を選ぶ必要があります。
・ブラインド、カーテンのメリット、デメリット
ブラインド・カーテンのメリット
・手軽に取り付けられる
・ブラインドは目隠ししながら採光もできる
ブラインド・カーテンのデメリット
・防犯機能は無い
・ブラインドはホコリがたまりやすい
・カーテンにカビが生えることがある
突っ張り棒方式なら簡単に取り付けられます。
ブラインドやカーテンは簡単に壊されたり破られたりするため、防犯機能は期待できません。
費用は1,000円〜1万5,000円(本体価格のみ)程度です。
対策④:窓に目隠しシートを貼り付ける(覗き防止)

目隠しシートとは、お風呂場の窓に貼り付けて外側から見えないようにするアイテムです。
はがれたりカビが生えたりするのを防ぐため、防水・防カビ処理をした素材を選んでください。
目隠しシートのメリット
・手軽に設置できる
・豊富なデザインから選べる
目隠しシートのデメリット
・防犯機能は無い
・カビが生えることがある
費用は1,000円〜1万円(本体価格のみ)です。
賃貸でお風呂の窓の防犯対策をする場合の注意点

「窓枠に貼り付けるだけ」「壁に引っ掛けるだけ」と、軽い気持ちで無断で設置すると現状復帰のための費用を請求されるケースがあります。
借りている部屋のお風呂場の壁に穴を空けたり、傷つけたりしてしまうとトラブルになってしまうことも。
必ず大家さんや賃貸の管理会社に相談をしてください。
お風呂の窓の防犯対策をするならリフォーム一択!

覗きや侵入による窃盗といった犯罪を、より確実に防ぎたい方は、リフォームをご検討ください。
お風呂の防犯のためのリフォームは9種類あります。
お風呂の防犯に効果的なリフォーム9選(おすすめ順)
リフォーム方法①:防犯ガラスを設置する
リフォーム方法②:ルーバー面格子を設置する
リフォーム方法③:面格子を設置する
リフォーム方法④:二重窓、内窓を設置する
リフォーム方法⑤:カバー工法で窓を変更する
リフォーム方法⑥:上げ下げ窓に代える
リフォーム方法⑦:内倒し窓に代える
リフォーム方法⑧:外倒し窓に代える
リフォーム方法⑨:外に柵やフェンスを設置する
それぞれ詳しくご案内していきます。
リフォーム方法①:防犯ガラスを設置する

防犯ガラスとは、2枚以上のガラス板の間に樹脂を接着して強化したガラスのことです。
割れづらく侵入まで時間がかかるため、防犯効果が高い傾向があります。
防犯ガラスのメリット、デメリット
防犯ガラスのメリット
・物理的衝撃に強く割れにくい
・防音や防熱、紫外線を防ぐ効果がある
防犯ガラスのデメリット
・覗き対策はできない
・災害時など屋外へ避難する際に割れにくい
侵入防止の効果は非常に高いものの、覗きを防止するにはリフォーム方法やブラインドや目隠しシートとの併用が必要です。
防犯ガラスの費用は4万円〜となっています。
防犯ガラスについて詳しくは「防犯ガラスの値段と交換費用相場は?後悔ないようにデメリットも解説」にてご案内します。
リフォーム方法②:ルーバー面格子を設置する

参考
ルーバー面格子とは、羽根板を縦または横方向に間隔を空けながら並べた格子のことです。
羽根のすきまを開けたり閉じたりできる可動型と固定型があり、お風呂場の目隠しや防犯に役立ちます。
ルーバー面格子のメリット、デメリット
ルーバー面格子のメリット
・目隠しになる
・侵入への抑止力になる
・羽板を動かして採光や目隠しが可能
ルーバー面格子のデメリット
・物理的な侵入に弱め
・緊急時に窓から出られない
・掃除しにくい
覗き防止効果は高く、侵入防止効果もありますが、強度は高くありません。
侵入防止効果を高めるには防犯ガラスとの併用がおすすめです。
費用は、固定型で3万円〜、可動型が4万円〜、工事費は3万円〜となっています。
リフォーム方法③:面格子を設置する

面格子とは、窓の外側に取り付ける金属製の格子のことです。
面格子が窓についていると侵入への抑止力になります。
難しい作業なので、専門の業者に依頼して取り付けてもらうようにしてください。
面格子のメリット、デメリット
面格子のメリット
・侵入しにくい
・目隠しにもなる
・飛んできた物から窓ガラスを守る
面格子のデメリット
・覗き防止効果は高くない
・緊急時に窓から脱出できない
より確実に覗き防止をしたい場合は、ブラインドや目隠しシートとの併用を検討してください。
リフォーム費用は数万円~、本体価格は1万円〜10万です。
リフォーム方法④:二重窓・内窓を設置する

二重窓・内窓とは、今ある窓の内側に新しく設置する窓のことです。
二重サッシやインナーサッシとも呼ばれます。
ガラスの枚数が多いため、人の侵入までに時間を稼ぐことが可能であり、内窓のガラスを防犯ガラスにすると防犯効果がグッと高まります。
二重窓・内窓のメリット、デメリット
二重窓・内窓のメリット
・侵入まで時間がかかる
・断熱性、遮音性に優れている
・結露対策になる
二重窓・内窓のデメリット
・取り付けられないお風呂もある
・覗き防止の効果は低い
・掃除しにくい
浴室の気密性が高まるため、断熱性や遮音性は期待できますが、覗き防止効果はありません。
ブラインドや目隠しシートなどとの併用を検討してみてください。
費用は11万円〜となっています。

リフォーム方法⑤:カバー工法で窓を変更する

参考
カバー工法とは、既存の窓枠に新しいサッシを取り付け窓ガラスを設置する方法です。
この方法で、防犯ガラスに変えると防犯効果を高められます。
カバー工法のメリット、デメリット
カバー工法のメリット
・外壁を壊さず新しい窓枠を設置できる
・工事に時間がかからない
・窓枠を縮小することで侵入しにくくする
カバー工法のデメリット
・覗き防止の効果は無い
・既存の窓より大きくできない
・価格が高い
こちらも覗き防止もする場合は、他の対策との併用を検討してみましょう。
リフォーム費用は10万円〜(ひと窓あたり)です。
リフォーム方法⑥:上げ下げ窓に代える

上げ下げ窓とは、2枚の窓を上下にずらし開閉する窓のことです。
窓の幅を狭くすることで侵入しづらくなります。
上げ下げ窓のメリット、デメリット
上げ下げ窓のメリット
・引き違い窓より開けにいため侵入しにくい
・機密性に優れている
・換気しやすい
上げ下げ窓のデメリット
・覗き防止効果は無い
・掃除しにくい
・取り付けられないことがある
覗き防止をするには、他の方法との併用が必須です。
リフォーム費用は10万円〜となっています。
リフォーム方法⑦:内倒し窓に代える

内倒し窓とは、窓の上側を内側に倒して開閉する窓です。
開く角度が小さいため、侵入しづらいという特徴があります。
・内倒し窓のメリット、デメリット
見出し(全角15文字)
・侵入しにくい
・室内が見えにくい
・建物が隣接していても取り付けられる
内倒し窓のデメリット
・覗き防止効果は無い
・取り付けられないことがある
・掃除しにくい
・カーテンを取り付けにくい
覗き防止をするには、他の方法との併用が必須です。
リフォーム費用は10万円〜程度となっています。
リフォーム方法⑧:外倒し窓に代える
外倒し窓とは、上部が外側に向かって開く窓のことです。
開く角度が小さいため、侵入しづらいというメリットがあります。
外倒し窓のメリット、デメリット
外倒し窓のメリット
・高いところにある窓や小さな窓に取り入れやすい
・換気しやすい
外倒し窓のデメリット
・覗き防止効果は無い
・取り付けられないことがある
・雨が吹き込みやすい
・大きな窓には向いていない
覗き防止をするには、他の方法との併用が必須です。
リフォーム費用は10万円〜となっています。
リフォーム方法⑨:外に柵やフェンスを設置する

外構部分に家を囲うようにフェンスや柵を取り付けることで、通りから人目につきにくくなり、侵入や覗き防止に役立ちます。
・柵やフェンスのメリット、デメリット
柵やフェンスを導入するメリット
・侵入防止の抑止力になる
・覗き防止できる
・外観をオシャレにできる
柵やフェンスを導入するデメリット
・侵入防止効果は無い
・乗り越えられてしまう
・外構部分に設置するスペースが必要
・トータルコストが高くなる
侵入の抑止力はありますが、乗り越えられてしまう可能性も。
併せて窓ガラスを防犯ガラスにし、覗き防止の対策をすることをご検討ください。
設置費用は1.5万円〜/mです。
何もない場所に設置する場合は通常の工事費ですが、ブロックの上に設置する場合は、さらに工事費用が5万円〜10万円必要になります。
防犯ブザーは窓の防犯に効果があるのか?
「防犯ブザーって本当に意味があるの?」「空き巣対策として役立つの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
確かに、防犯ブザーは比較的安価で手軽に導入できるため、効果に不安を感じる方もいます。
しかし、使い方を正しく理解し、適切な場所に設置すれば、空き巣の抑止効果は十分に期待できるでしょう。
防犯ブザーの基本的な仕組みと種類
防犯ブザーで一般的なのが「振動感知型」です。
ガラスに強い振動や衝撃が加わった際にセンサーが反応し、大音量のアラームが鳴ります。
次に「開閉感知型」は、窓やドアが開けられると磁気センサーが反応してブザーが鳴るタイプです。
これらは窓枠と開閉部分にそれぞれセンサーを設置することで動作します。
高性能なものには「赤外線センサー付き」のブザーもあり、窓際に人が近づくだけで反応するため、より早い段階で侵入者を威嚇できます。
空き巣に対する防犯ブザーの抑止効果
防犯ブザーの最大の役割は「侵入者を驚かせ、逃げさせること」です。
特に、100dBを超えるような大音量のアラーム音は、周囲の注意を引くだけでなく、侵入者にとっても想定外の事態となり、犯行を諦める要因になります。
重要なのは「音の大きさ」だけでなく「設置場所」です。
例えば、窓の開閉部や鍵付近に設置することで、侵入の直前または直後にブザーが鳴り、心理的に大きなプレッシャーを与えることができます。
防犯ブザーと防犯ガラス・補助錠の併用効果
防犯ブザー単体でも一定の効果はありますが、より高い防犯レベルを求めるのであれば、他の対策と組み合わせることが有効です。
例えば、防犯ガラスはガラスを割ってもすぐには貫通できない構造になっており、侵入に時間がかかるため、空き巣が諦めやすくなります。
補助錠を併用することで、開錠にも手間がかかり、侵入させにくくすることが可能です。
お風呂の窓の防犯をプロに依頼する場合のポイント!
プロの業者を選ぶポイント
ポイント①:対応できるガラスの種類が豊富
ポイント②:対応できる場所が豊富
ポイント③:対応できるメーカーが豊富
ポイント④:実績が豊富
ポイント⑤:支払い方法が豊富
ポイント⑥:明朗会計
お風呂の窓の防犯リフォームは自分で行うことは困難です。
防犯対策のために「防犯ガラスしたい」「二重窓にしたい」という方は、このポイントに沿って業者を選んでください。
中には、悪質な業者も存在します。

たとえば、見積もりを事前に提示せず後から高額請求をする、見積もりと実際の請求が違っていたりということがあります。
お風呂の窓にできる防犯対策のまとめ
このページのまとめ
・グッズでできる防犯対策は4つある
・本格的な対策はリフォームをする
・業者選びは大事なのでポイントに沿って選ぶ
お風呂の窓の侵入対策や覗き防止に効果のある対策をご紹介しました。
ご自身の状況に適した方法をご検討ください。
本格的にお風呂の窓の防犯対策をする場合は、リフォームが必要です。
