「ペアガラスにヒビが入ったんだけど、補修?修理って自分でできる?」
「プロにペアガラスのヒビの補修や修理を依頼すると料金はいくらぐらい?」
と考える方も多いのではないでしょうか。
ペアガラスにヒビ・傷が少し入った程度であれば補修することはできるものの、長めにヒビが入ってしまった場合は、修理・交換が必要です。
このページでは、ペアガラスの補修や修理・交換のDIYの手順、プロに修理・交換を依頼した場合の料金表などをご案内しています。

目次
ペアガラスにヒビや傷が…、補修 or 修理・交換、どっち?
ペアガラスのひび割れが小さく浅い場合は、補修テープや専用の接着剤などを使うことで補修して、隠すことができます。
その場合は、ペアガラスのヒビをDIYで補修する方法をご覧ください。
もしひび割れが大きく、ビッと割れ目が入っている場合は修理・交換が必須です。
補修と違い、ペアガラスの修理・交換は費用が高いですが、割れた理由によっては保険が適用でき、費用が実質ゼロになることがあります。
ペアガラスの修理・交換をプロに依頼する場合は、保険に対応している業者を選ぶようにしてください。
ペアガラスのヒビをDIYで補修・修理する方法
小さなヒビを自分で補修して隠す方法と、熱割れなどでできた大きめのヒビを修理・交換をする方法をご案内します。
ペアガラスのヒビを自分で補修する方法(小さめのヒビ・傷)
ひび割れが小さく浅い場合には次のような方法で補修できます。
ペアガラスのヒビを自分で補修する7つの方法
【方法①】テープを貼る
【方法②】保護用フィルムを貼る
【方法③】段ボールを貼り付ける
【方法④】接着剤を注入する
【方法⑤】ガラス用のパテを埋め込む
【方法⑥】ガラス用のコーキング剤を注入する
【方法⑦】ガラスのリペアキットを利用する
一時的な応急処置をするだけならこの方法でDIYは可能です。
しかし、ペアガラスが本来持つ断熱や遮熱、結露低減などの機能は失っているため、早めに業者に相談するのも一つの手です。
ペアガラスの修理・交換をDIYでする方法(大きめのヒビ)
ペアガラスをDIYで修理・交換する手順は次の通りです。
ペアガラス修理・交換の手順
【手順①】窓枠からサッシを取り出す
【手順②】サッシからガラスを取り出す
【手順②】ペアガラスの大きさと厚さを測る
【手順③】新品のペアガラスを購入する
【手順④】サッシを分解してペアガラスを取り出す
【手順⑤】購入したペアガラスにゴムパッキンを巻き付ける
【手順⑥】サッシを組み立てる
【手順⑦】サッシを窓枠に戻す
【手順⑧】確認のために窓を開け閉めする
サッシからガラスを取り出し、正確なサイズを計測したことがある方なら、作業自体のDIY難易度はそこまで高くありません。
必要な道具とその価格は次の通りです。
道具 | 価格 |
---|---|
プラスドライバー | 200~3,000円程度 |
床を保護するための敷物 | 700~5,000円程度 |
ハンマー | 900~10,000円程度 |
交換用ゴムパッキン | 2,000~4,000円程度 |
新品のペアガラス | 10,000~30,000円程度 |
合計 | 13,800~52,000円程度 |
ペアガラスは通常のガラスよりも重量があるため、必ず2人以上で落下しないように注意しながら作業してください。
「自分でペアガラスを購入するのは難しい」「時間が無い」という人や「サッシを取り出せない、サッシからペアガラスを取り出せない」という場合は、プロに依頼することをおすすめします。

ペアガラスの傷やヒビの修理・交換をプロに依頼する場合の料金表
ひび割れたペアガラスの修理をプロに依頼した場合の料金表は次の通りです。
項目 | 費用 |
---|---|
ペアガラス(標準) | 15,000円~35,000円程度 |
出張料 | 3,000円~8,000円程度 |
作業代 | 8,000~15,000円程度 |
合計 | 26,000円~58,000円程度 |
ガラス修理業者の中に料金が安すぎる、極端に高い、見積りを事前に出さないなど悪質業者がいることがあるため、依頼する場合は必ず複数の会社に見積もりを依頼してください。
なお、ペアガラスは大手ガラスメーカーのAGCの登録商標で、複層ガラスの一種です。
YKK APやセキスイハイム、LIXILのトステムでも同様の機能を持つ複層ガラスを取り扱っています。
ペアガラスのヒビの修理・補修のまとめ
このページのまとめ
・ペアガラスの浅めのヒビは補修できる
・ペアガラスの修理・交換はDIYではなくプロに依頼する
・ペアガラスのひびに保険適用できる場合がある
ペアガラスの補修ができるのは範囲が狭いヒビ程度で、あくまで応急処置という位置づけです。
広範囲に線が入ったヒビは、補修ではなくペアガラスの修理・交換が必要になります。
DIYするには難易度が高いため、プロに依頼することをおすすめします。
なお、割れた原因によっては保険が適用でき、実質ゼロ円で補修・修理ができることがあるので、保険に対応している業者に確認するのが良いです。
