「台風で窓ガラスが割れた!?え、なんで？どうしよう…」
「台風が強いみたいなので、窓が割れないように対策しておきたい。」
と考えていませんか？

割れてしまったら、このページでご案内している方法で応急処置をしてください。

「間もなく台風が来るので予防したい」という方はこちらをチェックしてください。

>>窓ガラスが割れないように予防する

台風で窓が割れたら応急処置！落ち着いて8つの手順を実施

台風で窓ガラスにヒビが入った、穴が開いた、大きく割れたといった場合、次の手順で応急処置をしてください。

台風で窓が割れた時の対処の手順
①まずは安全を確保する ②窓ガラスはサッシに固定したままにする ③装備と道具を揃える ④周辺の掃除をする ⑤ヒビ割れの程度に応じた応急処置をする ⑥窓ガラスの外側をブルーシートで被う ⑦ガラス修理業者に連絡する ⑧保険の確認をする

「まさかウチの窓が台風で割れるなんて…。」と動揺しているかもしれませんが、落ち着いてくださいね。

それぞれご案内していきます！

①まずは安全を確保する

台風で窓ガラスが割れてしまった場合にまずやるべきことは、安全の確保です。

周囲に散らばったガラス片でケガしないように、次のようなことをしてください。

・毛布や布団をかぶって移動する
・スリッパや靴下を重ねて履く
・子供やペットは他の部屋に移動する

②窓ガラスはサッシに固定したままにする

窓ガラスが割れてしまっていても、サッシに固定したままにしておいてください。

無理に外そうとすると、さらにガラスが割れてしまう可能性が高いからです。

③装備と道具を揃える

これから応急処置をするにあたって、ガラス片や飛来物から身を守れるよう、きちんと装備を整えてください。

応急処置に必要な装備
・ゴーグル（水中メガネやフェイスシールドもOK） ・ヘルメット（厚手の帽子やタオルの場合は重ねる） ・軍手（二重、三重にする） ・底の厚い靴（無い場合は靴下を三重にする） ・長袖シャツ（半袖はNG） ・長ズボン（短パンやスカートはNG）

散らばったガラス片の掃除や応急処置を行なう道具は次の通りです。

応急処置に必要な道具
・テープ（養生テープや布テープ） ・ダンボール（割れた部分を塞ぐ） ・ほうき ・ちりとり ・新聞紙（ガラス片を廃棄するときに包む） ・ブルーシート（貼り合わせたゴミ袋でも代用可）

テープは養生テープや布テープなど耐水性に優れるものが最適です。

ガラスの捨て方は地域によって異なります。

例えば、つくば市ではガラスを包んだ厚紙に赤字で「危険」、流山市では「ガラス」「ガラスの破片」と書く必要があります。

捨てる前に各自治体に確認をしてくださいね。

参考）つくば市、流山市

④周辺の掃除をする

装備と道具が揃ったら、周辺の掃除をスタートします。

ケガをしないように、ガラス片や飛来物が散らばっている状態をきちんと掃除します。

集めたガラス片などは他の室内で保管しておいてください。

⑤ヒビ割れの程度に応じた応急処置をする

軽いヒビ割れの場合、布テープや養生テープがあれば十分です。

ヒビ割れ部分を覆うように、室内・室外の両方から、ヒビ割れを少しずつ塞ぐように、複数回に分けてテープを貼ってください。

大きなヒビ割れや穴ができている場合、その部分をダンボールで塞ぎつつ、テープで固定します。

こちらも室内・室外の両方からテープを貼ってください。

⑥窓ガラスの外側をブルーシートで被う

応急処置が終わったら、窓ガラスに風雨が当たらなくなるように、窓ガラスの外側をブルーシートで覆います。

二次被害（破片や落下によるケガなど）の予防ができます。

ブルーシートが無い場合は、貼り合わせたゴミ袋でも代用できます。

⑦ガラス修理業者に連絡する

応急処置はあくまで一時しのぎに過ぎません。

最終的にはガラス修理業者に依頼して、窓ガラスをきちんと修理してもらう必要があります。

プロに依頼して完成するまでの流れは次の通りです。

プロにガラス修理を依頼する流れ
①ガラス修理業者に問い合わせる ②現地到着後、状況確認と見積りを実施する ③窓ガラスの修理作業が開始する ④作業が完了したら、料金を支払う

電話して当日に来てもらっても、その場で修理がスタートするわけではありません。

台風の時期はガラス修理の依頼が多いため、数日～数週間かかることがありますので、急いで連絡することをおすすめします。

>>詳しくはこちら

⑧保険の確認をする

火災保険に入っていれば保険が適用されますので、確認してみてください。

業者への連絡が済んだら、スマートフォンなどを使って被害状況の写真を撮影しておくと、火災保険の申請をする際に役立ちます。

火災保険を使えば、ガラス修理費用が実質0円になることもあります。

契約書の「免責金額」をチェック！
免責金額とは自己負担の金額のことです。   例えば、免責金額を3万円に設定していて、修理・交換にかかった費用が3万円だった場合、保険金はゼロ円です。修理費用が5万円だった場合は2万円の保険がおります。 契約書の免責金額のチェックもしておいてください。 参考）ガラスが割れた時に使える3種類の保険と適用条件

台風で窓ガラスが割れないようにする対策（緊急！）

数時間後、あるいは数日後に台風が来る方は、ここからご覧になってください。

マンションの高層階の人は積極的に対策を！
台風で窓ガラスが割れる被害はマンションをはじめとする「集合住宅」で圧倒的に多く、全体の8割を占めます。   理由は次の通りです。 ・風速の強さは高い場所ほど強くなる ・雨戸やシャッターがない物件が多い マンションの構造上、外側に対策を施せないことがあります。 そのため、マンションの高層階ほど窓ガラスが割れる被害が多いです。 ぜひここでご案内している対策をお役立ててください。

・数時間後に台風が来る場合・近日中に台風が来る場合

まずは台風で窓ガラスが割れる原因をご案内いたします。

台風で窓ガラスが割れる原因は飛来物

原因は飛来物で、風圧だけで窓ガラスが割れるケースは滅多にありません。

台風の強さによって飛んでくるものは変わります。

台風の強さ	風速/時速	飛来物
並みの台風	20～25m/s（約時速90㎞）	小石や屋根瓦、植木鉢
強い台風	35m/s（約時速126km）	+家の外壁材

台風の平均風速が20～25m/s（時速90㎞ほど）になると、小石や屋根瓦、植木鉢による被害が発生する確率が高くなります。

平均風速35m/s（時速126kmほど）になると、この他にサイディング（外壁材の一種）やタイルなどの外装材による被害が発生する確率が高くなります。

対策をする場合、こうした物が時速100kmほどのスピードで飛んでくることを考えて対策する必要があります。

台風の窓開けっ放しは当然NGです。

【数時間後】に台風が来る場合の対策

まもなく台風が来る場合の窓ガラスの対策
・雨戸、シャッターを閉める（ある場合） ・プラダン、お風呂マットを貼る ・ガムテープ・養生テープを貼る（飛散防止） ・カーテン、ブラインドを締める（飛散防止）

窓ガラスの内側（室内側）に貼るのは飛散防止の対策です。

窓の外側に貼るのは窓ガラスの割れの防止対策です。

もし雨戸やシャッターがあるなら、閉めてください。

無い場合は、プラダン（プラスチック段ボール）を、養生テープなどを使って、窓の外側に貼りつけてください。

プラダンの価格はリビングの大きな窓（90㎝x180㎝）で500円～です。

プラダンの貼り付け方はこちらの動画が参考になります。

窓枠の形ぴったりになるようにハサミで切るのがポイントです。

無い場合はお風呂マットでも代用できます。

また、万が一割れてしまっても、養生テープでガラスが飛び散らないようにすることも大事です。

養生テープの貼り方はこちらの動画が参考になります。

テープが残ってしまいますので、台風の翌日には剥がしてくださいね。

https://twitter.com/doublepaqun/status/1572015806019702785

風速は高いほど速くなりますので、2階の窓ガラスの補強を優先してくださいね。

台風が間もなく来る場合は「事前確認」を！
他の人も台風対策をするために、プラダンや養生テープを購入していますので、売り切れてしまっている可能性があります。   無駄足にならないように、事前にホームセンターに確認することをおすすめします。 無い場合はせめて家にあるガムテープなどを貼ったり、布団を活用したりするなど、できる範囲で取り組んでください。

【近日中】に台風が来る場合の対策

近日中に台風が来る場合の対策
・プラダン、発泡スチロール、ベニヤ板を貼る ・防護ネットを使う（プランターなどの保護） ・飛散防止フィルムを貼っておく

明後日、明々後日、もしくは数日後に台風が来るなら、少し余裕を持って対策ができます。

ホームセンターに行っても売り切れていないことが多いので、急がなくても大丈夫ですが、念のために確認しておいてくださいね。

外側に貼る窓ガラスの割れの防止には、プラダンを使ってください。

代替として発泡スチロールやベニヤ板などを貼るという手もありますが、手間を考えるとプラダンがおすすめです。

防護ネットは庭のプランターなどを守るために使います。

飛散防止フィルムは窓の内側に貼ります。価格は1万円～です。

風速は高いほど速くなりますので、2階の窓ガラスの補強を優先してくださいね。

余裕があれば窓ガラス以外の台風対策も
・排水溝や側溝（そっこう）を掃除して水はけを良くする ・植木鉢などは飛ばされないよう室内に保管する ・網戸が外れないよう事前に取り外しておく

その他にもやっておいた方がいいことはあります。

https://twitter.com/k52294363/status/1571417151491436545

できる範囲で取り組んでくださいね！

台風から窓ガラスを守る3つの予防策（今後）

台風で窓が割れないように予防するため方法は3つあります。

台風で窓ガラスの割れを予防する方法
①割れにくいガラスを選ぶ（おすすめ！） ②雨戸、窓用のシャッター、格子を設置する ③飛散防止フィルムを貼っておく

それぞれご案内していきます。

【予防策①】割れにくいガラスを選ぶ（おすすめ！）

窓そのものに割れにくいガラスを採用すれば、仮に飛来物が直撃しても被害は少なくなります。

種類	特徴
強化複層ガラス	同じ厚さの板ガラスより約3～5倍の耐風圧強度がある。割れても細かい粒状になる。
防犯複層ガラス	耐貫通性が高くガラス片も飛散しにくい。

どちらもガラスも、頑強でガラス片によるケガを未然に防ぐことができます。

単なる複層ガラスは断熱・遮熱が目的ですので、強化された複層ガラスを選んでください。

交換費用は26,000円～ですが、複層ガラスに交換するための補助金（最大200万円！）があります。

>>2023年の二重窓(内窓・断熱窓)のリフォーム補助金の獲得法

複層ガラスについては、より詳しくはこちらの「ペアガラスとは？」にありますので、ご覧になってください。

今のガラスがどんなガラスなのか分からない方は、マンションの場合は管理組合、一軒家の場合は住宅事業者に確認してくださいね。

【予防策②】雨戸、窓用のシャッター、格子を設置する

雨戸や窓用のシャッター、格子を設置（後付け）すれば、飛来物の直撃を防げるので、割れる可能性が低くなります。

雨戸は5万円～、手動のシャッターは10万円～、格子は5万円～かかります。

【予防策③】飛散防止フィルムを貼っておく

飛散防止フィルムとは、ガラスが割れた場合に破片が飛び散るのを防ぐフィルムです。

ガラスの強度は変わりませんので、割れなくなるわけではありません。

自分で貼る場合は1万円～、業者の場合は5万円～です。

予防法の中でおすすめなのはガラスの交換です。

断熱効果のあるガラスに交換すれば補助金も出ますので、ガラス交換を中心にご検討ください。

台風で窓ガラスが割れたらプロに依頼！完了までの4STEPを解説

ガラス修理業者に依頼する4つのSTEP
①ガラス修理業者に問い合わせる ②現地到着後、状況確認と見積もりを実施する ③窓ガラスの修理作業が開始する ④作業が完了したら、料金を支払う

それぞれご案内していきます。

【STEP①】ガラス修理業者に問い合わせる

現在の状況を伝えつつ、到着までの時間を確認してください。

電話での問い合わせが基本ですが、業者によってはメールや専用フォームで受け付けているケースがあります。

24時間365日対応している業者が望ましいです。

【STEP②】現地到着後、状況確認と見積もりを実施する

業者はガラスの種類や作業の流れなどを確認し、見積もりを作成します。

この際、不明点を質問したり、自分の要望を伝えたりしてください。

例えば、「今後に備えたいので、強化複層ガラスにしたい」「補助金があれば利用したい」といったことです。

見積り内容に問題がなかったら、作業日を確定します。

ごくまれに、見積もり作成後に依頼しないとキャンセル料が発生する業者がいますので、問い合わせの時点で確認しておいてくださいね。

【STEP③】窓ガラスの修理作業がスタート（30分～）

早ければ30分程度で作業が終わるケースがあります。

支払いの準備をしておいてください。

支払い方法は現金だけのところもありますが、社会的な信用度が高い業者では、次のような支払い方法を用意しています。

・クレジットカード払い
・QR決済
・後払い

【STEP④】作業が完了したら、料金を支払う

修理作業が終わったら、スタッフから作業完了の報告があります。

次のことを確認したら、見積りで提示された料金を支払います。

・窓ガラスがきちんと修理されているかどうか
・後片付けに問題がないかどうか

ガラス修理はできれば良心的なプロに依頼したいですよね。

ガラスお助け本舗は、5万件以上の実績と料金のリーズナブルさに加えて、次のような点も評価されています。

・24時間365日対応している
・見積もり後のキャンセルも無料
・支払い方法が豊富

台風で窓ガラスが割れて急いでいる方の強い味方です。一度、お気軽にご相談くださいね。

>>ガラスお助け本舗に相談する

台風で窓ガラスが割れたら場合の対策と予防法のまとめ

このページのまとめ
・台風で窓ガラスが割れたら応急処置をする ・直近で台風が来るなら割れないようにする ・台風で窓ガラスが割れたらプロに修理依頼をする

台風で窓ガラスが割れてしまっているなら、とにかくケガに気を付けて、落ち着いて応急処置をしてください。

間もなく台風が来る場合は、時間内にできる限りのことに取り組んでくださいね。

もし、台風で窓が割れてしまったら、ガラスお助け本舗にお気軽にご相談ください。