「ルーバー窓を交換したい」
「くるくる回す窓のハンドルが壊れて回らなくなったので、修理したい」
と考えてはいませんか?
このページでは、ルーバー窓のハンドルやガラス、本体の交換・修理についてご案内しています。

目次
壊れた!?ルーバー窓のハンドルの交換・修理の方法と費用

ルーバー窓(ジャロジー窓)の故障で最も多いのが、ハンドル(オペレーターハンドル)の故障です。
本来はハンドルと窓が連動して開閉する構造になっていますが、故障すると「空回りする」「くるくると回らない」「固い」といった状態になります。
ハンドルがあれば交換はDIYでもできますが、壊れる理由によっては窓自体を交換した方が良いケースがあります。
ルーバー窓のハンドルが壊れる理由
・経年劣化する
・ネジが緩む
・力の入れ過ぎで破損する
・固着して動かなくなる
・ゴミが溜まっている
・何かが挟まっている
・錆びている
・塩害
故障で最も多い理由は、経年劣化です。
耐用年数は15年前後ですが、実際は20年~40年持つものもあります。
ただ、塩害のある沿岸部では耐用年数が短くなるので注意が必要です。
「力の入れすぎ」「塩害」の場合は、代えても短期間でダメになることが予想されるため、窓の交換を検討してみてください。
ルーバー窓のハンドル交換・修理の手順・費用【DIY】
ハンドルの交換自体は簡単です。手順は次の通りです。
手順 | 概要 | 補足 |
---|---|---|
【手順1】ハンドルの購入 | 代えのハンドルがあるか確認し、購入する | ・メーカー名と品番で検索し、あればネットで購入 ・無ければガラス修理業者へ連絡 |
【手順2】ネジを外す | ハンドルの上下部分についているネジを外す | ・網戸がある場合は網戸を外す ・ハンドルにカバーがある場合は外す |
【手順3】ネジを外す | 別のネジが出現するのでそれを外す | ・ハンドルを引っ張ると出てくる ・作業がしにくい場所(高所など)ではケガをしないように家族や友人にサポートしてもらう |
【手順4】サッシから外す | ハンドル本体をサッシから外す | ・汚れていたら清掃する |
【手順5】ハンドルを取り付ける | 新しいハンドルを取り付け、問題なく動くか確認 | ・カバーがある場合は装着する ・網戸がある場合は網戸を取り付ける |
作業する際は、次のような道具が必要です。
道具名 | 費用 |
---|---|
プラスドライバー | 100円~ |
ネジ(必要に応じて) | 100円~ |
ハンドル | 4,000円~ |
家に道具があれば、ハンドルの購入だけで済むため、DIYでかかる費用は4,000円~です。
ハンドルはホームセンターでは取り扱っていないことがほどんどなため、メーカーと品番を控えて通販ショップやネット検索から購入してください。
なかなか見つからない場合は、「ジャロジー窓」「くるくる回す窓」「オペレーターハンドル」といった言葉で検索してみましょう。
ルーバー窓のハンドル交換・修理の費用【ガラス専門業者】

次のような場合は、ガラス専門業者に対応してもらいましょう。
業者に依頼するべきケース
・ハンドルが廃盤になっている(在庫が無い)
・古くて合うハンドルがない
・サッシが破損している
・ハンドルが錆びて周囲に癒着している
有名メーカーでも古いハンドルは廃盤になっている可能性があります。
また、サッシは大型ホームセンターであっても販売されていないことが多く、準備に時間がかかるかもしれません。
購入ができない場合、似たパーツを探すために相応の知識と経験が必要なので、専門業者に依頼するべきでしょう。
業者の費用相場は1~5万円程度となっています。

ルーバー窓のガラスが割れた!交換・修理の方法
ルーバー窓は20枚前後の横長ガラス板がはめ込まれた構造の窓ですが、ガラス板のみを交換する場合はDIYが可能です。
ルーバー窓のガラスの交換・修理の手順・費用【DIY】
ルーバー窓のガラスの交換の手順は次の通りです。
手順 | 概要 |
---|---|
【手順1】ガラスを購入する | ・メーカー名と品番で検索し、あればネットで購入 ・無ければガラス修理業者へ連絡 |
【手順2】ハンドルを回して作業しやすい環境を作る | ・網戸がある場合取り外す |
【手順3】割れたガラスを引き抜く | ・ガラスの左右に固定用の金具がある場合、マイナスドライバーで外す ・ケガをしないように注意 |
【手順4】新しいガラスをはめ込み、金具を取り付け、動作確認を行う | ・ガラスの左右に固定用の金具がある場合、マイナスドライバーで取り付ける ・網戸がある場合は設置する |
準備しておく道具は次の通りです。
必要な道具名 | 費用 |
---|---|
マイナスドライバー | 100円~ |
金具(必要に応じて) | 100円~ |
交換用のガラス | 1枚1,000円~ |
ガラスを交換した場合の費用感は1枚あたり1,000円~6,000円です。
交換作業や外し方自体は簡単ですが、同じガラスや窓に合ったガラス板を探すのに手間がかかります。
ガラスはホームセンターでは売っていないことが多いため、ネットのガラス専門店で購入してください。
ルーバー窓のガラスの交換・修理の費用【ガラス専門業者】

業者に他のガラスの交換を依頼した場合は、1枚当たり5,000円~です。
ただし、ガラス板の枚数や種類により価格が大きく変わります。
詳しくは「プロに依頼した場合のガラス交換の料金相場」をご覧ください。
ルーバー窓や一部のガラスメーカーに対応していない業者もあるため、出窓のガラス交換はDIYできる?プロに依頼した場合の費用も解説!も参考にしてください。
ルーバー窓を他の窓に交換・変更・リフォームする方法と費用感

「ルーバー窓をもっとおしゃれな感じの窓にリフォームしたい」
「防犯上の理由で交換したい」
「気密性が低く浴室が冬寒くてキツイ」
といった理由で、他の窓に変更・リフォームする人がいます。DIYで交換する手順は次の通りです。
手順 | 概要 |
---|---|
【手順1】ガラスのサイズを測る | ・交換する窓を決め、ガラスのサイズを測っておく |
【手順2】サッシを外す | ・外れ止めを取り、サッシを外す |
【手順3】ガラスを外す |
・ガラスを全て取り外す |
【手順4】ガラスをサッシにつける | ・必要に応じてガラスにグレチャンを巻き、サッシに取り付ける |
【手順5】窓枠にはめる | ・取り外した時と逆の手順で窓枠にはめ込む |
交換できる窓の種類は豊富にありますが、デザインだけでなく、メリット・デメリットを比較し検討してみてください。
窓の種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
ルーバー窓 | ・窓の開け具合を調節できる ・通気性が良い |
・防犯性が低い ・壊れやすい |
片開き窓 | ・通気性が高い ・程よい気密性と防犯性 |
・開けてから網戸を下ろすまでに虫が入ることがある |
滑り出し窓(縦・横) | ・通気性が良い ・手入れしやすい |
・外から中が見やすい ・掃除しにくい |
上げ下げ窓 | ・防犯性が高い ・換気しやすい |
・開閉に手間がかかる ・手入れしにくい |
引き違い窓 | ・換気がしやすい ・壊れにくい |
・天気の影響を受けやすい ・外から中が見やすい |
内倒し窓 | ・窓付近のものの落下が防げる ・防犯性が高い |
・雨が入りやすい ・カーテンの設置がしにくい |
外倒し窓 | ・非常に防犯性が高い ・採光性が高い |
・雨が流れ込んでくる ・カーテンの設置がしにくい |
費用は、DIYの場合は1万円~5万円、業者の場合は8万円~20万円です。
窓の購入は、メーカーの通販サイトや専門業者のサイトでできますが、専門業者に依頼しても作業に半日~1日かかるため、DIYは現実的ではありません。
「ルーバー窓の外し方や窓の取り付けには慣れてる」といった本職並みの知識と経験がある方はDIYでもできますが、そうでない場合は業者に依頼することをおすすめします。
ルーバー窓の交換・修理のまとめ
このページのまとめ
・ルーバー窓の交換・修理は業者に依頼すべき
・ルーバー窓をDIYで交換できるのはかなりの上級者
・ルーバー窓のリフォームも業者に依頼すべき
ルーバー窓の交換をDIYでする場合、ハンドル(オペレーターハンドル)は主にメーカーに、ガラスはガラス業者などに、窓はリフォーム会社などに問い合わせすることになります。
腕にかなりの自信があり、時間が十分にある方はDIYしてもいいかと思いますが、基本的に専門業者に依頼されることをおすすめします。
