ペアガラスとは?寿命や特徴・仕組み、メリットやデメリットを解説!

「ペアガラスへの交換を考えているので、特徴や仕組み、寿命を知りたい」
「ペアガラスって二重サッシとかトリプルガラスとどう違うの?」
「ペアガラスのメリットだけじゃなくて、デメリットも知っておきたい」

と考えていませんか?

ペアガラスに交換する方が増えています。

理由は、断熱性・遮熱性が高いだけでなく、交換すると補助金(最大200万円!)が出るからです。

このページでは、ペアガラスの特徴や他との違い、メリ・デメなどを分かりやすくご案内しています。

ペアガラスに交換する前に、ご一読ください!

ペアガラスとは?寿命や特徴、似た機能のガラスとの違いを解説!

ペアガラスはAGCの登録商標で、断熱効果を高めることを目的として開発された複層ガラスの一種です。

画像引用)AGC「ペアガラスの特長

ガラス自体は経年劣化しませんが、雨や四季の気温差、紫外線などの自然環境や窓枠・パッキンの劣化による影響を受けます。

そのため、ペアガラス寿命の目安は約10年程度です。

ペアガラスの特徴・仕組み

最大の特徴は断熱・遮熱性の高さで、一般的な住宅用のガラスと比べると約2倍の断熱効果があります。

断熱・遮熱性の高い理由は、熱貫流率を低くするために、2枚のガラスの間に水分の含まれていない「乾燥空気(※)」の層が設けられており、熱の移動が少ないからです。
真空の場合もあります

断熱と遮熱の違いは次の通りです。

タイプ 適した場所 効果
断熱タイプ 寒冷地や日当たりの悪い窓 ・暖房効率の向上
・結露予防
遮熱タイプ 南向き・西向きの日当たりが良い窓 ・紫外線カット
・室内を適温にする

この高い断熱・遮熱効果から、近年建築される住宅で導入されるようになり、現在の普及率は80%以上です。

昔建てた家は冷暖房費が高額になりがちですし、昨今は電気代やガス代などのエネルギーが高騰しています。

ペアガラスへの交換に補助金が出るため、ガラスお助け本舗にはお問い合わせやご相談をよくいただきます。

ガラスお助け本舗は24時間・365日対応していますので、お気軽にご相談くださいませ。

>>ガラスお助け本舗にペアガラスの相談をする

普通のガラスとペアガラスの見分け方

普通のガラスとペアガラスの見分け方は、ガラスの間に空間があるかどうかをチェックするという方法があります。

ペアガラスの場合、空間の厚みは6mm~12mmありますので、ガラスが差し込まれている窓枠をよく見ると、ペアガラスの場合は2枚あることが確認できます。

ただし、外からパッと見ただでは見分けは付きません。

ペアガラスとトリプルガラスとの違い

トリプルガラスとは?

1つの窓枠に3枚のガラスがはめ込まれているガラスで、通常のガラスの4倍~6倍の断熱性がある。

「トリプルサッシ」「三重サッシ」「三重ガラス」などとも呼ばれる。

画像引用)AGC「サンバランス トリプルガラスの特長

ペアガラスとトリプルガラスとの違いは、窓枠にはめ込まれているガラスの枚数です。

ペアガラスは2枚、トリプルガラスは3枚のガラスが使われます。

このため、断熱性・遮熱性はペアガラスの1.5~3倍あります。

参考)トリプルガラス(サッシ)とは?

ペアガラスと二重サッシとの違い

二重サッシとは?

すでに設置されている窓の内側に設置した新しい窓のこと。

「内窓」・「二重窓」・「インナーサッシ」などとも呼ばれる。

設置すると得られる効果は次の通り。

・断熱効果
・遮音(防音)効果

ペアガラス(複層ガラス)と二重サッシとの違いは、窓枠の数です。

ペアガラスの窓枠は1つで、その窓枠にガラス2枚はめ込まれていますが、二重サッシは窓枠が1つ追加されるため、窓枠が2つあります。

…ペアガラスにすればいいのか、トリプルガラスにすればいいのか、二重サッシにすればいいのか、判断が難しいですよね。

金額は次のように異なります。

内 容 費 用(90cmx90cm)
二重窓へのリフォーム 100,000円~
ペアガラスへの交換 15,000円~
トリプルガラスへの交換 50,000円~

金額だけで考えるとペアガラスですが、こうした断熱性のある窓へのリフォームには補助金が出ます。

ですので、高いからと言ってあきらめず、総合的に検討されることをおすすめします。

ガラスお助け本舗は、ペアガラスや二重窓の補助金についても詳しいので、ぜひ一度、お気軽にご相談くださいね。

>>ガラスお助け本舗に補助金の相談をする

ペアガラスの「4つのメリット」を解説!

ペアガラスの4つのメリット
①断熱性が高い(遮熱効果)
②光熱費の節約になる(省エネ効果)
③結露を防止できる
④機能を付けられる(防音、防犯、紫外線カット)

それぞれ分かりやすくご案内します。

①断熱性・遮熱性が高い

ペアガラスのメリットの1つ目は断熱性・遮熱性が高いことです。

断熱性・遮熱性が高い理由は、2枚のガラスの間に空間があるからです。

熱は温度の高いほうから低いほうへ移動する性質を持っています。

夏は外側に熱があり、冬は室内側に熱があるのですが、1枚のガラスだとこの熱が移動しやすく、「夏は暑くなりやすく、冬は寒くなりやすい」です。

ペアガラスの場合、内側のガラスと外側のガラスとでは温度差が出ますが、ガラス間のスペースによってこの熱が移動しずらいため、「夏は暑くなりにくく、冬はさむくなりにくい」のです。

②光熱費の節約になる(省エネ効果)

ペアガラスのメリットの2つ目は光熱費の節約になることです。

夏の冷房代、冬の暖房代が抑えられます。

前述のように、ガラスの間の空間が熱の移動を妨げますので、夏の暑い熱が中へ入るのを防ぎ、冬は暖かい熱が外へ流れるのを防いでくれます。

板硝子協会にはエコガラス省エネシミュレーションという無料のサービスがあります。

こちらを利用すると、年間で数千円~数万円の節約につながることが分かりますので、一度、チェックしてみてください。

>>エコガラス省エネシミュレーション

③結露を防止できる

ペアガラスのメリットの3つ目は結露を防止できることです。

窓ガラスが結露する原因は、外気と室内の温度差の違いです。

ペアガラスにはガラスの間のスペースがあるため、室内の温かさと外気の冷たさを通しづらくなっており、温度差が少ないため結露しにくいのです。

結露防止ができれば、結露が発生するたびに窓を拭くという負担が無くなりますし、長期的に見ると、家を傷めずに長持ちさせることができます。

結露による家のダメージ
サッシ周りのパッキンやフレーム部分にカビが発生しやすくなる。木でできた部分が多い家の場合は、結露が原因で腐ってしまうことがある。

④機能を付加できる(防音、防犯、紫外線カット)

ペアガラスのメリットの4つ目は防音、防犯、紫外線カットといった機能を付加できることです。

紫外線による影響は大きいですよ。

紫外線によるマイナスの影響
・フローリングや家具などの劣化速度が速くなる
・日射熱によって室温が上昇する
・シミやシワの原因になる

紫外線カットしたい場合は、「Low-E複層ガラス」という室内側のガラスの内側をLow-E金属膜でコーティングしたガラスを採用してください。

太陽光の明るさを失うことなく、有害な紫外線だけをカットできるため、紫外線対策を気にする方に人気が高いです。

窓から入ってくる強い日差しを大幅にやわらげ、有害な紫外線をカットする効果が期待できます。

なお、既存の窓ガラスをペアガラスに交換する際、既存のサッシをそのまま使えるケースとサッシごと交換が必要なケースがあります。

専門業者に相談する場合は、両方について熟知しているところに依頼する必要があります。

ガラスお助け本舗では、ペアガラスについてのご相談をたくさんいただいておりますので、ぜひ一度お問い合わせください。

>>ガラスお助け本舗に相談をする

ペアガラスの「3つのデメリット」を解説!

ペアガラスの3つのデメリット
①価格が高い
②結露を防げない場合がある
③防犯、防音性能は無い

ペアガラスの3つのデメリットについてご案内していきますね。

①価格が高い

ペアガラスのデメリットの1つ目は、価格が高いことです。

通常のガラスとの価格差は1.5倍~です。

ガラスの種類 価格(90cmx90cm)
通常のガラス 10,000円~
ペアガラス(標準) 15,000円~
ペアガラス(スリムタイプ) 20,000円~

高い理由は次の通りです。

価格が高い3つの理由
①2枚分のガラス代がかかる
②ペアガラス用のサッシ代が必要
③空気層の処理代がかかる

こうしたコストが発生しますので、価格は高いですが、一般的なガラスと比べると約2倍の断熱・遮熱効果があるなどメリットがあります。

最近の注文住宅の多くがペアガラスを使用していることを考えると、コスパは妥当と考えられます。

②結露を防げない場合がある

ペアガラスのデメリットの2つ目は、結露が防げない場合があることです。

ペアガラスそのものは結露しづらいですが、窓枠がアルミサッシの場合は窓枠の結露は防げないです。

アルミの部分の結露を拭いたりする手間がかかりますが、普通のガラスに比べれば負担は少ないです。

また、窓枠がアルミの場合、樹脂製などのサッシよりも寒さがダイレクトに伝わりますので、暑さ・寒さの影響は受けやすいです。

もしあなたの家の窓枠がアルミの場合は、ペアガラスに交換する際、窓枠の交換も検討してみてください。

なお、ごくまれにですが、ガラスのコーキング材の劣化によって、ガラス間のスペースに内部結露ができる場合があります。

画像引用)AGC「内部結露のメカニズム

コーキング材の劣化ですので寿命とも言えますが、心配な方は、ペアガラスの交換の際、内部結露について業者に相談してみてください。

③防犯、防音性能は無い

ペアガラスのデメリットの3つ目は、防犯、防音性能は無いことです。

2枚ガラスがありますので、防音してくれそうですし、頑丈そうに見えます。

ですが、ペアガラスに使われているのは一般的な「フロートガラス」ですので、そのままでは防音してくれませんし、いざというときにカンタンに割られてしまいます。

防犯性や防音性が欲しい場合は、そういった機能のあるペアガラスを選ぶ必要があります。

例えば、AGCのペアガラスの中には、防犯性の高い「セキュリティー」という防犯ペアガラスがあります。

ただ、価格は標準のペアガラスよりも数倍高いです。

ガラスの種類 価格(90cmx90cm)
通常のガラス 10,000円~
ペアガラス(標準) 15,000円~
セキュリティー 70,000円~

断熱性を取るか、防犯性を取るかは迷いどころですよね。

業者によって仕入れ価格が違いますし、代替案の豊富さも違いますので、専門業者に相談してみてください。

ガラスお助け本舗は、ペアガラスや防犯ガラスについてのご相談をたくさんいただいておりますので、お気軽にお問い合わせください。

>>ガラスお助け本舗に相談をする

ペアガラスに交換する場合の価格・料金表

ペアガラスのガラスの価格は次の通りです。

ガラスの種類 価格(90cmx90cm)
通常のガラス 10,000円~
ペアガラス(標準) 15,000円~
Low-Eペアガラス 25,000円~
トリプルガラス 50,000円~

標準的なペアガラスの他、このページでご案内した紫外線カット機能のあるLow-Eペアガラスやトリプルガラスの金額もご案内していますので、参考にしてみてくださいね。

ガラスだけを交換する場合の料金表は次の通りです。

項目 費用
ペアガラス(標準) 15,000円~
出張料 3,000円~
作業代 8,000円~
合計 26,000円~

ガラスをどの種類にするのか、ガラスだけ交換するのか、サッシも交換するのかによって料金は変わります。

また、依頼する業者によっても料金は大きく異なります。

それから、ペアガラスに交換するための補助金(最大200万円!)があります。

>>二重窓(内窓・断熱窓)のリフォーム補助金の獲得法

ひとことで「業者に依頼してペアガラスに交換する」といっても、いろいろな内容に精通している必要があります。

ごくまれにですが悪質・悪徳な業者もおり、金銭的なトラブルに発展してしまった方もいます。

ガラスお助け本舗は、見積もり無料、見積もり後の追加料金なしですし、各種クレジットカード決済に対応しているなど、サービス力が高いです。

また、住宅用メーカーすべてのガラス修理・交換が可能で、技術力があり50,000件以上の実績があります。

もちろん、補助金についても分かりやすくご案内できますので、一度お気軽にご相談くださいませ。

>>ガラスお助け本舗にペアガラスの相談をする

ペアガラスについてのまとめ

まとめ
・ペアガラスはAGCの複層ガラス
・断熱効果が高く最近の主流の窓ガラス
・補助金が出るので積極的に交換を検討すべし

ペアガラスはAGCの登録商標で、複層ガラスの一種です。

最近では主流の窓ガラスで、交換する人が増えています。

今の窓ガラスが1枚の普通のガラスの場合は、DIYでの交換は難しく、専門業者に依頼する方がスムーズです。

失敗しないようにガラスお助け本舗のように実績が豊富でサービス力の高い業者に依頼してください。

なお、断熱窓や内窓、二重窓へのリフォームには補助金が出ますので、積極的にご利用の検討をしてみてください。

>>断熱窓や内窓、二重窓へのリフォームの補助金をチェックする

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