網入りガラスの交換・修理の費用を3つの方法別に分かりやすく解説!

「網入りガラスが割れた!交換料金っていくら?」「熱割れした網入りガラスの修理をしたいけど、費用を抑えたい」と考えていませんか?

このページでは、割れた網入りガラスの修理・交換費用の相場と、料金を抑えるための方法をご案内していきます。

交換費用の前に…網入りガラスとは?メリット・デメリットを解説!

網入りガラスの交換前に、網入りガラスのメリット・デメリットをご案内していきます。

事前の知識量が多ければ、無駄な費用をかけず、迷うことなくスピーディに交換できますので、ご覧になってみてくださいね。

網入りガラスとは?

網入りガラスは、金属線(ワイアー)・金網がガラス内に封入されているガラスで、火災があっても飛散したり、崩れ落ちたりしにくいという特徴があります。

なぜ網入りガラスを設置するの?
1950年(昭和25年)の建設省(現:国土交通省)告示1360号により、網入りワイアーガラスを防火設備として設置することが義務付けられています。設置場所は、放火地域や準放火地域(幹線道路や建物・商業施設の密集しているエリアなど)にある建造物の火災の侵入(延焼)の可能性がある部分の開口部です。

ガラスの厚みには6.8mmと10mmの2種類あるのですが、一般的な住居には6.8mmが使用されています。

なお、耐熱温度は110℃程度のため耐熱ガラスではありませんし、強度は低いので防犯ガラスでもありません。

網入りガラスのメリット・デメリット

メリット デメリット
・火災時の延焼を防ぐことができる
・割れてもガラスが飛散しない
・ガラスの破片による怪我を防ぐことができる
・耐用年数は長い
・見た目が悪い(と感じる人が多い)
・他のガラスに比べると熱割れしやすい
・強度が低い
・耐火性はない

メリットは、火災時に延焼を防ぐことができたり、割れてもガラスの飛散が少ないため、ケガなどの二次被害を防ぐことができたりすることです。

いざとなった時に真価を発揮するガラスです。

デメリットは、デザイン性が低いことです。見た目への不満がある方が多いのですが、 防火設備のため設置は必須です。

それから、他のガラスに比べて冬に「熱割れ」が起きやすいのもデメリットです。

ヒビが入った窓ガラス

基本的に網入りガラスの耐用年数は数年~数十年と長いのですが、冬の寒暖差が大きいと熱割れすることがあります。

より詳しくは、こちらの「ガラスの熱割れとは?」でご確認ください。

自然現象ですが、熱割れを防ぐ方法はありますので、合わせてチェックしてみてくださいね。

熱割れせず、見た目の面でも不満の少ない「網のない防火ガラス」もありますが、残念ながら防火地域には使用できません。

網入りガラスの種類

網入りガラスは「網の入り方」で3種類あります。

種類 概要
ヒシワイヤ 金網が斜めに(菱形)に入っている
クロスワイヤ 金網が縦横(格子状)に入っている
プロテックス(縦ワイヤー) 金属線が縦に入っている

網入りガラスに使われるガラスは3種類です。

ガラスの種類 概要
透明ガラス 特殊な加工がされていない一般的な透明なガラス
型板ガラス(霞ガラス) 透明ガラスの片面に凸凹の加工をしたガラスで、半透明で目隠しとして使用されることが多い
すりガラス(くもりガラス) 透明ガラスの片面を研磨したガラスで、色は乳白色で不透明

視界を確保したい方は透明ガラス、人目を避けたい方は型板ガラスやすりガラスを選ぶようにしてください。

網入りガラスの修理・交換の料金を3つの方法別に解説!

網入りガラスの修理・交換方法

【方法①】ガラスを購入して自分で交換する(DIY)3.6万円~
【方法②】ガラス専門業者に依頼する 4万円~ ←オススメ!
【方法③】サッシごと交換する 6万円~

網入りガラスの修理・交換方法は3つあります。

DIYすれば費用を抑えることができますが、ガラス交換のDIY難易度は高く、失敗するとガラス代の数万円を失うことになりますし、ケガの心配もあります。

特別な理由が無い限りはDIYしないようにしてください。

【方法①】DIYで交換する場合の手順と費用

DIYで交換する場合の手順と費用
【手順①】窓枠からサッシを外す
【手順②】サッシからガラスを外す
【手順③】ガラスのサイズを計測する
【手順④】ネットでガラスを注文する
【手順⑤】新しいガラスをサッシにはめ込む
【手順⑥】ガラスとサッシの隙間にシリコンを入れる
【手順⑦】サッシを窓枠に入れる

DIYの手順は上記の通りです。

イメージを付けるために、こちらの2つの動画をご覧になってみてください。

一見簡単そうに見えますが、窓枠によって構造が変わるため、相応の知識と経験が必要です。

費用は次の通りです。

DIYで必要な道具 価格
ガラス代(網入り型板ガラス) 23,000円~
カッターナイフ 100円~
軍手 100円~
セッティングブロック 100円~
バックアップ材 200円~
マスキングテープ 200円~
コーキングガン 500円~
シリコン剤 800円~
ドライバー 1,000円~
ガラス用吸盤 9,700円~
合計 35,700円~

ガラスを取り扱うにはこのような専用の工具や材料が必要です。先ほどの動画で確認してみてください。

この金額は網入り型板ガラスの場合です。

網入りガラスの種類やサイズによってガラス代は次のように変わります

種 類 価格
サイズ①(90cm×90cm) サイズ②(90cm×180cm)
網入り 透明ガラス 30,000円~ 50,000円~
網入り 型板ガラス 23,000円~ 33,000円~

透明な網入りガラスは、透明なフロートガラス(普通のガラス)の1.4倍~3倍ぐらいです。

網入り透明ガラス(90cm×90cm)をDIYで交換する場合の費用は42,700円~です。

価格表から分かるように、費用の大半はガラス代です。

【方法②】網入りガラスの交換費用・料金表(プロに依頼)

こちらは、網入り型板ガラス(90cmx90cm)の交換費用の料金表です。

内容 費用
網入り型板ガラス (90cmx90cm) 23,000円~
作業費 10,000円~
ガラス廃棄代 5,000円~
運搬費・出張費など 3,980円~
合計 41,980円~

網入りガラスの交換費用の相場は40,000円~100,000円で、ガラスの種類やサイズにより、費用は大きく変わります。

「DIYと業者では修理・交換の費用が大きく違うのでは?」と思われるかもしれませんが、次のようにそこまで大きく変わらない場合があります。

方法 料金
DIY 35,700円~
業者への依頼 41,980円~

網入り型板ガラス(90cmx90cm)の料金比較

ただし、依頼するガラス交換業者によって交換費用が違いますし、取り扱っているガラスの種類が異なります。

ですので、対応力のあるガラス修理業者に依頼するようにしてください。

例えば、ガラスお助け本舗では住宅用の全メーカーのガラス修理・交換に対応できます。

このような対応力のある業者は、各種支払い方法に対応していたり、数分で手配が完了したりと、サービスレベルが高いことが多いのでおすすめです。

ガラスの運搬や廃棄、割れたガラスの処分もしてくれますよ。

参考)【パターン③】プロに依頼した場合の費用

【方法③】網入りガラスをサッシごと交換する場合の料金表

「サッシが劣化している、破損がある」「サッシからガラスが取り外せない」「サッシにガラスの厚みが合わない」場合は、サッシごと交換する必要があります。

こちらは、網入り型板ガラス(90cmx90cm)の料金表です。

内容 費用
網入り型板ガラス (90cmx90cm) 23,000円~
サッシ代 20,000円~
作業費 10,000円~
ガラス廃棄代 5,000円~
運搬費・出張費など 3,980円~
合計 61,980円~

費用は6万円~で、サッシのサイズや素材、取り付けの難易度で大きく変わります。

ガラス専門店の他、リフォーム会社や工務店でも依頼することができます。

こちらの動画で作業内容をご確認いただけます。

知識や経験がないと適切なサッシを選べませんし、取り付けが十分でないと隙間ができてしまう可能性があるため、DIYはおすすめではありません。

網入りガラスの交換費用が実質無料!?保険を確認しよう!

網入りガラスが割れた場合、保険が適用できるかもしれません。

保険の種類 保険が下りるケース
火災保険 ・火災によって割れた
・台風や竜巻、大雪など自然災害によって割れた
・ガス漏れなどによる爆発で割れた
・盗難被害によって割れた
・外からの飛来物によって割れた
・集団による暴力に巻き込まれて割れた
・予測できない事故によって割れた
地震保険 ・地震によって割れた
家財保険 ・不測かつ突発的な事故と認められた場合
クレジットカードの付帯 ・特約保険 ・不測かつ突発的な事故と認められた場合

火災や災害、不慮の事故による場合は保険が適用され、実質無料になる可能性が十分にあります

保険の話をスムーズに進める方法があります

それは、ガラス修理屋を選ぶ際、保険に詳しいかどうかをホームページで確認するというものです。

例えば、ガラスお助け本舗では、年間5万件のガラス修理の実績があり、保険対応もしていますので、とても話が早いですよ。

網入りガラスのひび割れ補修できるケースとその費用

ヒビ割れが浅い場合、テープやリペアキットを使用して補修することができます。

補修費は1,000円程度です。

ですが、ヒビが入ったガラスは脆くなっているため、このまま放置しておくと、いずれ大きく割れてしまいます。

ですので、補修はあくまで一時的な応急措置とお考えください。

できればヒビが拡大して崩れ落ちてしまう前に、プロにガラス修理・交換を依頼することをおすすめします。

参考)網入りガラスの熱割れ・ひび割れを自分で補修・応急処置する7つの方法

マンションの網入りガラスの交換は誰が費用を負担する?

マンションのガラス交換のポイント
・交換前に管理組合や管理人、管理会社に連絡する
・交換費用の負担は自分なのか管理者なのかを確認する
・こうしたケースで適用できる保険の有無を確認する

マンションの場合、一般的には自己負担となる場合が多いです。

ですが、念のため管理組合や管理人、管理会社に連絡し、費用負担が自分になるのかどうかを確認してください。

交換にあたって騒音トラブルが心配な方は、事前に近隣住民に挨拶をしておいてくださいね。

なお、高層マンションでは、厚さ10mmの網入りガラスを使用している場合があります。

その場合、ガラス代が高額になるだけでなく、高所での作業となるため、人件費や施工費も通常より高くなります。

網入りガラス(10mm)の費用は次の通りです。

サイズ 価格の相場
90cm×90cm(10mm) 45,000円
90cm×180cm(10mm) 85,000円

これに交換費用が加わりますので、交換にかかる料金は6万円~です。

今後の交換費用削減のために!網入りガラスの熱割れを防ぐ工夫

網入りガラスは熱割れする可能性がありますので、次のようにして、割れないような工夫をしてください。

熱割れしないようにする工夫
・防音や遮熱のフィルム・シートを貼らない
・エアコンの風が直接ガラスに当たらないようにする
・エアコンの室外機をガラスから離れた場所に設置する
・窓ガラスの近くに物(家具、家電など)を置かない
・カーテンやブラインドをガラスに密着させない
・直射日光が当たらないようにする
・こまめに掃除をする
・ゴムパッキンのメンテナンスをする

網入りガラスの熱割れを防ぐには、ガラス内に温度差が発生しないようにする必要があります。

具体的には、防音や遮熱用のフィルムなどを貼らないようにしたり、ガラスの近くに暖房器具を置かないようにしたりすることです。

地域によって寒暖差は異なりますので、網入りガラスを交換してもらう業者に、あなたのお住いの地域で効果的な対策を聞いてみてくださいね。

網入りガラスの交換料金・費用についてのまとめ

このページのまとめ
・網入りガラスの交換料金はDIYでできれば安く収まる
・網入りガラスの交換費用はガラスの種類やサイズで異なる
・保険を使えばガラス交換料金が実質無料になることもある

網入りガラスの交換は、DIYでできれば料金が安く収まりますが、それ相応の知識と経験が必要ですし、DIYできない場合もあります。

ケガや失敗した場合の経済的なリスクを考えると、プロに交換を依頼することをおすすめします。

保険が適用されれば実質無料になる可能性がありますので、保険に対応しているところに依頼するようにしてください。

業者選びで失敗しないために、各種支払い方法に対応していたり、24時間365日電話対応したりしているようなサービスレベルが高い業者を選んでください。

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