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窓ガラスの交換をホームセンターに依頼したい!対応内容や費用を解説

「ホームセンターに窓ガラスの交換って頼める?」
「ホームセンターって窓ガラスも売ってるの?」
「ホームセンターの道具があれば、自分で窓ガラスの交換ってできる?」 

窓ガラスが割れてしまった、新しく交換したくなった、という状況の場合、このようにお考えではありませんか。

このページでは、窓ガラスに関するホームセンターの対応範囲をご案内しています。

DIYやプロに修理依頼をお考えの方に役立つ内容ですので、ぜひご一読ください。

窓ガラスの交換はホームセンターでできる?対応範囲を解説

ホームセンターでできること

①リフォーム窓口を利用する
②DIY用の道具を購入する

ホームセンターでは、窓ガラスの交換・修理 ・窓ガラスの販売などは行なっていませんが、リフォームへの対応や修理・交換を自分でするための道具販売はしています。

①リフォーム窓口を利用する

規模の大きいホームセンター(コメリ、カインズ、島忠、コーナン、ビバホームなど)では、リフォームの窓口を設けています。 

窓ガラスのリフォームをお考えの方は、最寄りのホームセンターに確認してみてください。 

②DIY用の道具を購入する

ホームセンターでは、ガラス交換で使用する道具を扱っています。

・ガラス交換で使う道具の一覧

道具・工具名 価格 役割
手袋や軍手(滑り止め付き) 100円~ 安全に作業を行うため・指紋による汚れ防止
メジャー 100円~ 窓ガラスのサイズを測る
ガラス板厚測定カード 400円~ 窓ガラスの厚さを測る
プラスドライバー(電動ドライバー) 100円~ サッシの分解や組み立て・電動ドライバーは1,000円~
ゴムハンマー 100円~ サッシの分解や組み立ての際に使用
ゴムパッキン(グレチャン) 1,000円~ ゴムパッキンの交換
ニッパーやペンチ 100円~ ゴムパッキンの切断用
マスキングテープ 100円~ ゴムパッキンの仮止め用
不要になったバスタオルや毛布 無料~ 窓ガラスやサッシを床に置くときの破損防止用

もしDIYで窓ガラスの交換をするなら、別途窓ガラスを購入する必要があります。 

窓ガラスを購入できる店は、ガラス専門店もしくはネットショップです。

ただし、窓ガラス交換のDIY難易度は高いので、メリットとデメリット、具体的な手順を理解してから取り組むのが良いでしょう。

自分で窓ガラスを交換するメリットとデメリットを詳しく解説

窓ガラスを自分で交換する場合のメリット、デメリットをご案内します。

自分で窓ガラスを交換する2つのメリット

自分で窓ガラスを交換する2つのメリット

 ①費用を抑えられる
 ②自分のペースでできる

窓ガラスの交換を専門業者に依頼すると、基本料と作業代、部品代がかかります。

また、当日の立ち合いのために日程を調整する必要もでてくるでしょう。

DIYなら費用はガラス代、部品代、道具代だけでいつでも取り組むことができます。

自分で窓ガラスを交換する6つのデメリット

自分で窓ガラスを交換する6つのデメリット

 ①ケガをする危険がある
 ②割れる可能性がある
 ③性能違いのガラスを購入する可能性がある
 ④作業が難しい
 ⑤賃貸の場合は勝手に交換できない
 ⑥ガラス選びを間違いやすい

6つのデメリットについてご案内していきます。

【デメリット①】ケガをする危険がある

取り扱いを間違えると、手を切ってしまったり、指を挟んだりしてケガをする恐れがあります。

厚手の軍手などを使って慎重に作業を進めましょう。

【デメリット②】ガラスが割れる可能性がある

窓ガラスはデリケートな素材であり、交換用のガラスを購入しても、作業中にぶつけたり、落としたりしてしまうと簡単に割れてしまいます。

ご自身が作業に慣れていても、手伝ってくれる人は慣れていない可能性もあります。

【デメリット③】性能違いのガラスを購入する可能性がある

窓ガラスは、断熱性や防音性といった様々な性能があります。

よく理解せずに、何となくで購入してしまうと求めている性能と違うガラスに交換することになってしまうかもしれません。

【デメリット④】作業が難しい

窓ガラスの交換は本来、専門的な知識と技術が必要とされる作業です。

慣れていない人が作業すると、時間がかかるだけでなく、不具合が生じる可能性があります。

【デメリット⑤】賃貸の場合は勝手に交換できない

賃貸物件の場合、窓のサッシは共用部分と見なされます。

そのため窓ガラスの交換は大家さんや管理会社に相談しなければなりません。

勝手に窓ガラスを交換してしまうと、契約違反とみなされ自費で元に戻すように言われることがあるためご注意ください。

【デメリット⑥】ガラス選びを間違いやすい

交換時には、取り付ける場所に適したガラスを選ぶ必要があります。

窓ガラスにはたくさんの種類があるので、あらかじめ把握しておきましょう。

・窓ガラスの種類と特徴・機能(一例)

窓ガラスの種類 特徴・機能
フロートガラス(透明ガラス) 最も流通しているガラスで価格が比較的安く、薄いものは割れやすい
曇りガラス(すりガラス) 表面に細かい凹凸をつけた不透明なガラスで見えにくくする効果があるが、水に濡れると透ける
網入りガラス 格子状のワイヤーを入れたガラスでワイヤーには火災時にガラスの飛散を防止する効果がある
複層ガラス(ペアガラス) 複数枚のガラスの間に空間を挟んだガラスで断熱効果や結露しづらい特徴がある
トリプルガラス   2枚のガラスの間に防犯膜を挟んだガラスで穴が空きにくく侵入のリスクを低減できる

自分で窓ガラスを交換する6つの手順

DIYで窓ガラスを交換する6つの手順

①サイズを測る
②窓ガラスを購入する
③道具を準備する
④サッシからガラスを取り外す
⑤ゴムパッキンを巻く
⑥新しい窓ガラスを取り付ける

窓ガラスを交換する手順は以下の6つです。

【手順①】サイズを測る

窓ガラスのサイズを測る3つの方法

1.品番シールを確認する
2.レールから窓枠(サッシ)を外さずに測る
3.サッシを取り外して測る

窓ガラスを交換するときには、必ず元のガラスと同じサイズのガラスを用意しなければなりません。

ガラスのサイズを測る方法は3つあります。それぞれご紹介します。

1.品番シールを確認する

窓ガラスの品番シールはサッシに貼られています。

このシールで種類やサイズを見分けることが可能です。

窓メーカーのWEBサイトには、品番を確認する方法が説明されているため確認してみてください。

2.レールから窓枠(サッシ)を外さずに測る

窓枠(サッシ)を外さずに測る3つのSTEP

 ・ガラスの内寸を測る
 ・内寸に12mmをプラスする
 ・厚さを測る

窓をレールにつけたまま測ることができる手軽な方法です。

アルミサッシに単板ガラスが使用されている窓のサイズを測る3つのSTEPをご紹介していきます。

STEP1

窓ガラスが見えている部分のアルミサッシの際から反対側の際まで、幅と高さを測ります。

ゴムパッキンまでではなく、サッシの一番ガラス寄りの際から際までの長さになるので注意してください。

STEP2

一枚ガラスの場合、上下左右6mmのガラスがサッシ内に埋まっています。

①で測った内寸に12mmをプラスすれば、ガラスのサイズが分かります。

正確に窓ガラスのサイズを測る場合、分解して測るか窓ガラスの修理・交換業者に依頼することをおすすめします。

STEP3

「ガラス板厚測定カード」を使用すると、窓ガラスをサッシにつけたままガラスの厚さを簡単に測ることができます。

なお、「ガラス板厚測定カード」はネットショップで購入可能です。

3.サッシを取り外して測る

サッシを取り外して測る3つのSTEP

・サッシをレールから外す
・サッシから窓を外す
・採寸する

サッシを外して窓ガラスを測ると、より正確なサイズを把握できます。

STEP1

サッシは室外側から外していきます。

サッシに「はずれ止め」がある場合は、ドライバーでネジを緩め解除し、サッシを上に持ち上げたまま手前に斜めに引いて取り外すことができます。

「はずれ止め」の解除方法はサッシに貼っていることが多いです。

サッシを外し、縦枠の対角線上にあるネジを外して、L字型に枠を外します。

下枠にはネジが2本ありますが、一番下のネジは外さないでください。

STEP3

L字型の角に見えているガラスの端から端まで、幅と高さの実寸と厚さを測ります。

分解して測定すると正確なサイズが分かりますが、手間がかかります。

分解できない窓枠の場合は、分解せずに計測する方法で測りましょう。

【手順②】窓ガラスを購入する(費用相場を公開!)

サイズが分かったら、新しい窓ガラスを購入します。相場は次の通りです。

・窓ガラスの費用相場

ガラスの種類 価格相場(サイズ90㎝x90cm)
通常のガラス(フロートガラス) 10,000円~
網入り型板ガラス 23,000円~
ペアガラス 15,000円~
Low-Eペアガラス 25,000円~
トリプルガラス 50,000円~
FIX窓(単版ガラス)(500mm×600mm) 14,000円~
防音ガラス(マイミュート/AGC) 35,000円~
防犯ガラス(セキュオ30/日本板硝子)  15,800円~

【手順③】道具を準備する

必要な道具は、以下のとおりです。

必要な道具

・手袋や軍手(滑り止め付き)
・プラスドライバー(電動ドライバー)
・ゴムハンマー
・ゴムパッキン(グレチャン)
・ニッパーやペンチ
・マスキングテープ
・不要になったバスタオルや毛布

【手順④】サッシからガラスを取り外す

サッシからガラスを外す2つのSTEP

・サッシの縦枠のネジを外す
・ゴムパッキン(グレチャン)を取り外す

サッシをレールから外したら、次にサッシからガラスを外します。

下枠についている一番下のネジは、サッシの戸車の位置を調整するためのものなので外す必要はありません。

サッシがうまく外れないときは、少しずつゴムハンマーでたたくと外れやすくなります。

【手順⑤】ガラスにゴムパッキンを巻く

ゴムパッキンを巻く3つのSTEP

 ・ガラス上部の中央から巻き始める
 ・角の部分は、ゴムパッキンに切れ目を入れて折り曲げる
 ・全周を巻き終わったらカットする

古い窓のゴムパッキン(グレチャン)が劣化している場合は、新しいものと交換してください。

ゴムパッキンをマスキングテープで仮止めすると作業がやりやすくなります。

最後にカットするときは、短くならないように3~5㎜長めに切るのがポイントです。

【手順⑥】新しい窓ガラスを取り付ける

新しい窓ガラスを取り付ける4つのSTEP

 ・ガラスをサッシにはめ込む
 ・サッシのネジを固定する
 ・サッシをレールに戻す
 ・「はずれ止め」のネジをドライバーで締めて固定する

ガラスをサッシにはめ込むときは、ゴムパッキンの巻き始めと巻き終わりの部分が上にくるようにしてください。

ガラスをサッシにはめ込んだら、ゴムパッキンがきちんと納まっているかを確認し、サッシを取り外したときと逆の手順でレールに取り付け、不具合がなければ作業は終了です。

詳しい窓ガラスの交換作業の手順については、こちらの「窓ガラスを自分で交換する方法」をご覧ください。

窓ガラスの交換をプロに依頼する5つのメリットと費用

窓ガラスの交換を自分で行う難易度は高めです。

「とてもじゃないけど、DIYはムリ」「時間が取れない」という方は、プロに依頼することをおすすめします。

プロに依頼する場合のメリットと費用をご案内します。

プロに依頼するメリット

プロに依頼する5つのメリット

①失敗の心配がない
②ケガのリスクがない
③短期間できれいに仕上がる
④多様な窓ガラスに対応できる
⑤アフターサービスが充実している

ご案内したように自分で窓ガラスの交換をするのには、手間や時間がかかります。

また、作業の難易度が高いため、忙しい方やDIYの経験が少ない方はガラス交換の専門業者へ依頼するとよいでしょう。

プロに依頼する場合、自分で交換する場合に比べてさまざまなメリットがあります。

【メリット①】失敗の心配がない

DIYの場合、ガラスの採寸を間違ってしまったり、作業中にうっかり割ってしまったりすると再度ガラスを購入しなくてはなりません。

プロに依頼した場合、このような二度手間や余計な出費を省くことができます。

【メリット②】ケガのリスクがない

自分で窓ガラスを交換する場合、ケガのリスクがあります。

安全な施工を望むなら、プロに任せることが最適解と言えます。

【メリット③】短時間できれいに仕上がる

DIYの場合、慣れない作業で時間がかかってしまいます。

専門業者に依頼すれば作業時間は短時間で完了し、きれいに仕上げてくれます。

また、ガラスの修理・交換業者には年中無休の店舗があり、年末年始でも対応してくれるでしょう。

【メリット④】多様な窓ガラスに対応できる

ガラスの種類によっては交換が難しく、DIYでは手に負えないことがあります。

プロの業者であれば、多様な窓ガラスのサイズや性能に対応することが可能です。

【メリット⑤】アフターサービスが充実している

専門業者は、古い窓ガラスの処分、保証期間などのアフターサービスが充実しています。

業者によっては交換前の窓ガラスを回収してくれるため、自分で処分する手間が省けて便利です。

また、作業後に不具合が見つかった場合、保証期間内であれば無料で補償してくれる専門業者があります。

こうしたメリットを考えると、窓ガラス交換の専門業者がおすすめです。

プロに依頼した場合の費用相場

・専門業者に依頼した際の価格相場

ガラスの種類 価格相場(サイズ90㎝x90cm)
通常のガラス(フロートガラス) 21,000円~
網入り型板ガラス 40,000円~
ペアガラス 26,000円~
Low-Eペアガラス 36,000円~
トリプルガラス 61,000円~
FIX窓(単版ガラス(500mm×600mm) 25,000円~
防音ガラス(マイミュート/AGC) 60,000円~
防犯ガラス(セキュオ30/日本板硝子)  42,000円~

プロに依頼すると、ミスなくスピーディに窓ガラスの交換が完了します。

トータルで考えると、自分で交換するより専門業者に頼んだほうがメリットは多いでしょう。

窓ガラスの交換に関するホームセンターの対応のまとめ

このページのまとめ

・ホームセンターでは窓ガラスの交換、修理はしていない
・リフォーム対応や道具の販売はしている
・DIYよりプロに依頼する方が良い

ホームセンターでは、窓ガラスの交換や修理には対応していません。

自分で交換する場合は、シンプルなガラスなら交換できますが、複層ガラスなど高機能のガラスは窓枠の交換が必要なため、DIYでは困難です。

プロに依頼する場合は、料金体系が明瞭かつ価格がリーズナブルなところに依頼することをご検討ください。

  • この記事を書いた人

ガラスお助け本舗編集部

ガラスお助け本舗編集部は、
生活トラブルにおけるガラスの情報を発信する専門チームです。

「ガラスのトラブルを解決したい」という強い思いのもと、
現場で得た知識や経験を活かし、
ガラスの専門家から寄せられた意見も参考にしながら、
読者の皆様にとって本当に役立つコンテンツを目指します。

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